出版社内容情報
宮部みゆきの壮大にしてお気楽なRPGファンタジーいよいよ完結! ついにボツコニアンと魔王の謎が明らかに。予想をはるかに上回る驚愕と感動のクライマックスがあなたを待っている!(はず・笑)
宮部 みゆき[ミヤベミユキ]
内容説明
“ボツコニアン”をより良い世界に創り変えるため、長く厳しい試練の旅を続けてきたピノとピピ。莢ニンゲンの支配するSFチックな世界から、ついに“ラスボス”の待ち受けるダンジョンへ。彼らは、ボツコニアンと魔王の謎を明かせるのか?あの宮部みゆきの壮大にしてお気楽な人気RPGファンタジーシリーズ、ついに完結!予想をはるかに超える感動のクライマックスがあなたを待っている!
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞、93年『火車』で第6回山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で第18回日本SF大賞、99年『理由』で第120回直木賞受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。07年『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
55
シリーズ完結の第五段。最終巻は、、打ち切り漫画を彷彿とさせる進行まで含めてメタ要素&ギャグ要素満載。最後は少しだけ、ストーリーとして完結させようとした雰囲気が。宮部さんが趣味全開で楽しみながら書いたのが伝わってくるシリーズでした。2016/12/13
佐島楓
53
不思議なもので、読了後同じ宮部さんの「ブレイブ・ストーリー」を再読したくなった。2016/11/19
ユメ
39
サンタ・マイラ代理戦争を収めたピノとピピは、ついに魔王と対峙する。魔王の居城が書き割りだったりと相変わらずのボツ具合だけれど、魔王の涙は感動的だった。〈二軍三国志〉エピソードが大のお気に入りだった私としては、エンディングに大満足。“「テレビゲームをプレイしたことはないけど、『ボツコニアン』は読んでるよ」という奇特な”読者だったが、ピノピと楽しく旅をさせてもらった。二人の旅が終わってしまうのは淋しいけれど、ゲームだもの、またプレイすればいいよね。作者の「好き」が伝わってくる小説はいいものだなと心から思う。2016/12/06
Junichi Yamaguchi
37
『合鍵』… 宮部さん、やりたい放題。 この作品を書いたからこその最新ファンタジー作品が出来上がることに期待しよう。。2016/12/21
ピース
32
ようやくシリーズ完了。ゲームはかなり昔にはやってたけど。FFⅣとかドラクエⅣ位かな?最初の「ファミコン」の時だから最近のはよく分からない…このシリーズの結末もこのシリーズらしいといえばらしい。とにかくパレが帰って来てピノにとってはよかったんだよね。2017/02/17