出版社内容情報
警視庁に新設された特別捜査支援室。暴対からきた小向がそこで出会ったのは、嗅覚が異常に発達した男、華岡だった。FBI帰り、何でも匂いで事件を解決するという彼の奇想天外な捜査がいま始まる。
青塚 美穂[アオツカミホ]
内容説明
警視庁に特別捜査支援室が新設された。マル暴から異動した小向がそこで出会ったのは、究極の“鼻”を持つ男だった。コンサルタントとして雇われたという華岡は、匂いを嗅ぐだけで現場の状況をつぶさに言い当ててしまう。犯人の特徴、凶器、そして動機―。全ての手掛かりは残された匂いにある。連続殺人事件に隠された謎を解け!叩き上げ刑事と“鼻男”による異色コンビ、ここに誕生。
著者等紹介
青塚美穂[アオツカミホ]
1984年千葉県生まれ。脚本家。2015年「超限定能力」で第27回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞、同年「春死なむ」で第41回城戸賞佳作を受賞。以後、テレビドラマを中心に脚本を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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酔拳2
33
NHKのドラマを見たことあったので、読んでて花岡と達郎は阿部寛と香川照之にしか思えん!と思ってたら、何のことはない、ドラマの脚本を小説にしたものなのね…。にしても、由紀先生よく華岡とデートする気になったな。匂いで何でも察知されたら俺なら怖くて近寄れないよ。ただでさえ家族に臭いって言われてるのにσ(^_^;)。でもおじさんが若い女の子に臭いと思われるのは近親相姦を避けるための人間の本能らしい。嘘か本当か知らないけど、そういうことにしておこう。2017/05/03
ミュポトワ@猫mode
30
図書館本。先月、異常聴覚のミステリーを読んだばっかりですが、今度は異常嗅覚のミステリーを読むっていうねw内容は違いますが、身体の特殊能力を使用した本を立て続けに読むとは思いませんでしたwで、この本、ドラマの小説版みたいですね。内容は刑事もので嗅覚を使って事件を解決していくストーリーなんですが、なんというか、軽い…深みがないです…もう少し人物描写をして深み出したほうが入り込めるんじゃないかなって思います。ドラマと違い、小説は文字情報しかないので、深堀しないと軽くなるんですよね…物足りない小説でした…2019/03/27
さといも
12
ドラマ見たかったなぁ。匂いで犯人を…ってあれ?今野敏さんのSTの黒崎さんと一緒〜。今野さんの作品と比べてしまうと物足りないけど面白く読めました。小向さんが不器用で応援したくなってしまうキャラなので、花岡さんも彼女なんて作らずいて欲しいな。2017/03/11
やじかな
9
ドラマも全部観ました。阿部寛と香川照之に脳内変換されちゃいますが、違和感なく読み進められました。ドラマとは若干違う展開だったりも。こんな特殊能力を持った人っていたら普通に暮らしていくのが大変だろうなぁ、と思う。2017/01/20
Radwynn
7
TVドラマの小説化。著者は脚本家、小説は本作が処女作とのこと。ドラマの方は観れそうにないので、登場人物を演じた阿部寛と香川照之の演技を脳内に思い描きながら読みましたw 情報番組で主演の二人が言っていた通り、シリアスな中にコメディな部分を織り入れた軽いタッチの作品でした。コメディ部分はけっこうベタな感じでw ドラマでは、おそらくそれが役者の味を引き出しているのだろうな、と思いますが、小説だともうちょっと重さが欲しかった、かも。 本家のウクライナのTVドラマはもっと暗くてシリアスだそうです。そっちも気になる…2016/10/27