出版社内容情報
しょうゆマヨスパゲティ、そばの死に辛食い、リンさんチャーハン……、椎名誠と仲間たちが考案した青空料理の数々、あやしい探検隊の歴史をカラーで紹介。シーナワールド全開の料理本!(解説/竹田聡一郎)
椎名 誠[シイナマコト]
内容説明
世界各地の現地食を知り尽くしたシーナによる「この世で一番うまいものはなにか」の考察に始まり、“しょうゆマヨスパゲティ”“そばの死に辛食い”“タマネギ丸ごと10個炒め”ほか、焚き火を囲んで考案した「黄金のバカうま料理」や、獲って作って飲んで食う「あやしい探検隊」料理長が腕をふるった逸品など、誰でも手軽に作れるアウトドア料理のレシピをどかーんと紹介。カラー文庫ですぞ。
目次
世界で一番うまいもの
シーナが好きな黄金のバカうま料理24
あやしい探検隊、獲って作って飲んで食う
決定!読者が選んだシーナ料理ベスト5
旅と食いものとその道具―あとがきにかえて
文庫版あとがき「あさめしの問題」
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年6月東京都生まれ。東京写真大学中退。世界の辺境地区への旅をライフワークにしている。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。88年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
75
シーナさんの「あやしい探検隊」やら「雑魚釣り隊」のおばかB級グルメエッセイ&レシピ。 私も大学生の時、放浪した。ただし国内。 放浪先では毎日、連れの者とおばかグルメしたなあ。楽しかったなあ。 食べたい時に食べたいものを食べたい方法で食べる。ただそれだけなのにね。 シーナさんのライフスタイル、憧れです。2016/11/23
へくとぱすかる
59
夜に買って即読み。シーナ氏初の料理本、とはいうものの、詳細なレシピもあるものの、著者はさすがの椎名誠であるから、そういう本だ。「適当」「ぶちこむ」「ハフハフ」とか何とか(笑)。豪華カラー版で読める、例の探検隊のノリが最高に楽しい。なつかしい木村・沢野氏の即興適当民謡には腹がひきつるほど笑った。夜中なのに、うどんを買いに走りたくなって困った(笑)。2019/02/08
こばまり
50
学生時代に憧れの存在であったあやしい探検隊初の料理本とあっては読まずにおれようか。仕事帰りの中央線車中で頁を開けば暴力的にお腹が鳴った。2016/11/04
たまきら
45
読み友さんの感想を読んでいたら久々にシーナ節を読みたくなりました。あ~懐かしい。ピェンロー、ダンチュウでも時々掲載してる気がします。びっくりするぐらい荒々しいレシピばかりですが、美味しいよね、これ、というものだらけ。今回ビックリしたのは「カキのボウモアドバドバかけ」。うひ~。2023/04/20
Kajitt22
26
子供たちがローティーンの頃、10年間くらい家族で海山にキャンプに行ったのは、今思うと宝物のような記憶です。まず心が解放されて、食べるものが普段の数倍美味しく、子供たちもよく食べた。そのころからこの『怪しい探検隊』は読んでいたような気がする。久しぶりにふと本屋で手に取ったが、著者は数十年前と同じように、変わらずキャンプを楽しんでるようで、そのエネルギーに感心する。昔、キャンプ場のテントサイトに並んで座り、遠くの山を静かに見ている老夫婦を見て、いいなと思ったのを思い出した。2017/10/23