出版社内容情報
双子の「長靴の戦士」ピノとピピは、かつて魔王の居城があった街アクアテクを舞台に、〈ボツコニアン〉の世界の謎に果敢に挑む。さらにパワーアップした宮部みゆきのお気楽極楽ファンタジー第2弾!
宮部 みゆき[ミヤベミユキ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
54
ストーリーがゆるくずっこけていて、悲惨なお話にはおそらくなりえないところと、ピノたちが爆発的に強くなったりしないところがいいですね。楽しいシリーズです。2016/07/23
hnzwd
54
ゲームのボツネタ満載の世界を舞台に繰り広げられる冒険譚。第二弾は初のボスバトル?もあり、次巻への引きもあり、作者インタビュー(作者は寝てますが)もありとバラエティに富んでます。コメディファンタジーとして突き進んで欲しいです。。次巻の二軍三国志が楽しみ過ぎる。2016/06/30
ユメ
35
魔王が住んでいたという街アクアテルへ来たピノとピピ。魔王!と興奮しそうになるが、ここはボツコニアン。魔王ももちろんボツネタだ。一瞬脱力するが、この緩さこそ魅力。双子はしょっちゅう自分たちの世界に「根本的な疑問」を抱いているが、そこは読者特権で大いに笑わせてもらおう。伝説の戦士らしくモンスターと戦ったりもするのに、手に汗握るというよりはボツネタのボツ加減に気が抜けるが、それでもこの物語は心をしっかりととらえて離さない。もっと冒険の続きを読みたいと思わせてくれ、脱力感とワクワク感の両立が本当に凄いなと思う。2016/09/17
山本真一郎
35
読了。宮部みゆきのボツネタファンタジーシリーズ2冊目。前作同様に恐らくは作者の遊び半分、緊張感皆無のままゆる〜く進んでいくので、時々欠伸を挟みながら読み終わった感じ。魔王のいた街のくだり等は読んでいてもRPG然としているのでそれなりに面白く読めるのだけど、「あんまん」に「三国志」等となると流石にそのぶっ飛び振りに思わず唖然としてしまった。設定が徐々に雑になってきている気がするのだが気のせいだろうか?2冊目でこの調子では、このままラスト5冊目まで読み終える事が出来るのかどうか今から不安になってきた。2016/05/31
かんけー
33
話のコアが色んな方向に分散してて?流石ボツコニアン(^.^)最初は女の子が居なくなった話しから魔王のエピまでが飛び出し、手下のモンスターを倒した?辺りからポーレくんと云う友人と知り合いその家族とのふれあいからお菓子とスイーツとか饅頭の話しになってて?最後は二軍三国志?う~んこの緩さが心地良い?と。作者の一人称モノローグ(笑)も既にお馴染みだし。ピノの突っ込みに苦笑したり?さて、次巻に続くとか?どんな着地点を用意してるのかな期待して待ちますか♪2016/08/03