出版社内容情報
宇治橋の川原で首が切断された男性の死体が発見された。法廷で証言者が現われるたびに深まる謎。美人検事・風巻やよいが最初の難事件に直面する、テレビ化で話題のシリーズ第一作。(解説/細谷正充)
内容説明
京都、宇治川で首を切断された男性の遺体が見つかった。傍らで出刃包丁を持って立ち尽くしていた女性が逮捕される。この事件を転勤してきたばかりの検事・風巻やよいが担当することに。公判が始まり、証人の言い分が食い違う中、さらに新たな遺体が発見される…。源氏物語「宇治十帖」ゆかりの地で起きた連続殺人事件に、あんみつが大好きな美人検事が敢然と挑戦する。シリーズ第一弾。
著者等紹介
和久峻三[ワクシュンゾウ]
1930年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。記者生活を経て、司法試験合格後、京都で弁護士となる。72年「仮面法廷」で江戸川乱歩賞受賞。89年「雨月荘殺人事件」で日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mercury
3
甘味の好きな検事が主役の新シリーズ。著者は相当なお歳だと思うが新しいものを始められるのはすごい。いろいろ都合が良すぎる感じもするが軽く楽しめる。先に二時間ドラマを見たのだか、私は原作の方が好き。2016/08/08
goodchoice
1
源氏物語の名所で起こる首切り殺人を巡り、女性検事が真相を暴いていく。法廷物は結構好きなのだが、この作品は少しマイルドな筋立てとなっている。2021/05/06
椰
1
久しぶりの和久さん。赤かぶシリーズの印象が強くて、あんみつ検事は記憶になかった。山村紅葉でドラマになりそうな内容です。2016/05/06
-
- 和書
- 正法眼蔵の成立史的研究