出版社内容情報
漢朝は滅び、魏・呉・蜀の三国が鼎立する時代を迎えた。劉備が没し、蜀の後事を託された孔明は、曹操が遺した魏を取るべく、蜀軍を率いて北へ侵攻する。かつてない面白さで描く中国乱世物語、堂々完結。
内容説明
益州を領有し、劉備は孔明の“天下三分の計”を実現。いよいよ魏・呉・蜀の三国鼎立の時代を迎えた。だが、蜀随一の勇将・関羽が呉の呂蒙に討たれ、張飛は部下に殺され、さらに劉備も白帝城に散る。幾多の英傑たちが志なかばに斃れる中、乱世の英雄・曹操も病死する。劉備に蜀の後事を託された孔明は、曹操の遺した魏を取るべく北へ侵攻。運命の地・五丈原に立った!壮大な英雄叙事詩、堂々完結。
著者等紹介
三好徹[ミヨシトオル]
1931年、東京生まれ。旧制横浜高商(現横浜国立大学)卒業。読売新聞社に入り、記者生活後、67年『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、68年『聖少女』で第58回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫
11
前半に比べると、三国鼎立になってからは人物より国の話になっていく。まるで曹操の隣で英雄、数々の大戦を見てきた錯覚に囚われる。それほどのめり込んで読めた。三国志は作者の言うように、曹操、劉備の死で一区切りだと感じる。大戦なく個性的なキャラも次々と死んでいくからだろう。しかし、三国志を終わらせない人物こそが諸葛亮孔明である。一人異彩を放って存在する。出師表、司馬懿との対決。漢復興の大業は果たせなかったが三国志ファンの中に永久にいる。孔明さんお疲れ様。大好きですよ!貴方をこれからも生きる手本にしていきたい。2016/02/06
ミカ
1
張飛の死があっけなくて。 2017/06/23
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