出版社内容情報
日本を代表する歴史作家の塩野氏とその息子、アントニオ氏。黒澤明との交友からスパイダーマンに至るまで、世界の映画を語り尽くす。共著は生涯この1冊のみ、と明言する幻のエッセイ。(解説/中野 翠)
内容説明
歴史と文化に造詣の深い塩野七生とその息子アントニオ・シモーネが、世界中の映画を語り尽くす!戦争下における人間の尊厳を描く『戦火のかなた』、作家の毒と狂気に満ちた『カポーティ』、知力を駆使して悪を欺く『スティング』など、芸術作品から娯楽映画まで、世代とジャンルを超えて心に刺さる名作60作品以上を徹底分析。“最初で最後の共演”と明言する、稀世の親子対話集。
目次
これだけは観てほしいイタリア映画『戦火のかなた』『自転車泥棒』『山猫』『フェリーニのローマ』
アメリカ映画の底力『クラッシュ』『ウォーク・ザ・ライン君につづく道』『カポーティ』
アシスタント残酷物語『スパイダーマン2』『副王家の一族』
ヴィーヴァ・イタリア サッカーW杯イタリア優勝
イタリアとアメリカで映画作りはこんなにちがう!『ロード・オブ・ドッグタウン』
映画製作とマフィア『副王家の一族』『太陽の下で』
女帝ミレーナ『時計じかけのオレンジ』『ディック・トレイシー』
若者はヴィスコンティをどう観るか『ルードヴィヒ』『若者のすべて』『地獄に堕ちた勇者ども』『夏の嵐』
マストロヤンニはなぜ女性にモテるのか?『マルチェロ・マストロヤンニ甘い追憶』
モテる男には二つのタイプがあるジョージ・クルーニー、ダニー・デ・ビート〔ほか〕
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ] [Scimone,Antonio]
1937年7月、東京に生まれる。学習院大学文学部哲学科卒業後、1963~68年にかけてイタリアで遊びつつ、学ぶ。68年より執筆活動を開始。主な著書に『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』(毎日出版文化賞)、『海の都の物語』(サントリー学芸賞)など。70年よりイタリア在住。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与。07年、文化功労者に選ばれる
シモーネ,アントニオ[シモーネ,アントニオ]
1974年、フィレンツェ生まれ。大学で考古学を学んだのち、映画の世界へ。ハリウッドで『スパイダーマン2』、『ロード・オブ・ドッグタウン』の製作助手を務めた後、イタリアに戻り『副王家の一族』の製作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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