出版社内容情報
安優海は臨月を迎え産休中。夫が寝言で女性の名前を呼び、浮気を疑い始める。女性に会おうとするが予測不可能な事態に……。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。(解説/吉田伸子)
内容説明
高校教師の安優海は、臨月を迎え産休中。大学研究職の夫が寝言で女性の名前をつぶやき、浮気を疑い始める。研究室の女性ではと疑心暗鬼になり、定期健診の後、夫の職場に向かおうとするが…。同僚教師の傷害事件を知らされたり、卒業生と偶然再会したり、予測不可能な事態が次々に起こり…。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。心揺さぶる衝撃の問題作。書き下ろし。
著者等紹介
矢口敦子[ヤグチアツコ]
1953年北海道生まれ。病気のため小学校5年生で通学をやめ、通信教育で大学を卒業する。91年『かぐや姫連続殺人事件』(谷口敦子名義)でデビュー。97年『人形になる』で女流新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らむり
47
死体を解体するとこまでは良かったんだけどな。そこからなんだかSFのような変な方向に行った感が・・。私の読解力不足?2014/08/27
ミーコ
45
久々の矢口さんなので かなり期待していたのですが。。。 帯をみて感涙ストーリーと書いて有るし・・・ でも、なんなんでしょうか? 感涙するより 違和感を覚えてしまいました。引き込まれる事もなく終わり 残念。次作に期待します。2014/09/25
じいじ
17
初読み作家。裏表紙の内容紹介を読んで購入。そこには「東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー・・」とあった。舞台は仙台である。身重の高校の物理教師が大学研究員の夫の浮気を疑うことからスタート。話の展開は変化があって、厭きることはないが肝心部分の盛り上がり、掘り下げがないので、とても感涙にはなれなかった。また、話の内容がミステリーと言うよりも、理化学分野の専門用語で煙に巻かれる点がミステリアスであった。別作品をもう1・2作読んで、この作者を好きか嫌いか判断したと思う。本作品のおすすめ度:★☆☆2014/08/14
menoruka
15
再生と希望の感涙ミステリーとありましたが、ちょっと違った印象でした。苦手な物理の用語や説明があったからでしょうか?すんなり物語りに入れず、主人公の気持ちに寄り添えなかった。2015/02/18
フクミミ
15
もう何が何だか・・読み進むほどに混乱。自分のお腹の中の子供をフィトン、 生徒の仲良し3人組をバリオンと、物理なニックネームで何度も呼ぶのにもイラつく。矢口敦子ってもう少し面白かったと思ってたのに、残念。2014/09/14