出版社内容情報
大人気シリーズ「天切り松 闇がたり」の公式ガイドが完全版で登場! 第5巻までの内容を加筆し、安吉一家が活躍した大正・昭和の帝都ガイドやグルメ案内、衣装図鑑など、ファン必読の企画が満載です!
内容説明
大正・昭和の帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家の活躍を描く、『天切り松闇がたり』シリーズ。この大人気作を楽しむための公式読本が、さらに内容充実、最新情報満載の完全版になりました！帝都東京の風景や当時の世相、魅力的な登場人物たちを写真と図版で紹介するコーナーのほか、物語の舞台を著者と歩く特別企画、語り下ろしインタビューなど、読みどころたっぷり。ファン必携です！
目次
第１章 浅田次郎が歩く「天切り松闇がたり」の世界
第２章 浅田次郎インタビュー「天切り松は僕の宝です」
第３章 第五巻刊行記念浅田次郎インタビュー「ふだんの自分のままです」
第４章 天切り松の帝都ガイド
第５章 天切り松と私
第６章 登場人物プロフィール
第７章 天切り松ファッション図鑑
第８章 天切り松の世相
第９章 天切り松グルメ案内
第１０章 既刊全あらすじ
著者等紹介
浅田次郎［アサダジロウ］
１９５１年東京都生まれ。９５年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、９７年『鉄道員』で直木賞、２０００年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、０６年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、０８年『中原の虹』で吉川英治文学賞、１０年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を、それぞれ受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
32
私は今作こそ浅田氏の代表作と考える。同じ意見の人は少数派だろう。だからこそ彼の中の位置付けを知ってニヤニヤが止まらない。標準語と東京弁の違いは東京生まれの自分でも判然としない。だが言葉と共に失われた何かが「天切り松」シリーズの核を成していることはわかる。浅草・神谷バーと上野・伊豆栄はいずれ勇気を奮って入ろう。考えてみたら目細の安吉は鳥越の長屋に住み、あの蔦屋重三郎も吉原の生まれ。反体制的で口も悪いが粋で弱者の友の芸術家肌。なおかつ恩に着せぬ度量。浅草界隈の精神が少し見えた。自分なりのやり方で受け継ぎたい。2022/06/02
KAZOO
32
天切り松シリーズの第５巻はまだ読んでいません。この本も旧版は読んでいますが途中まで詩歌書いてなかったので５巻を出してこの本も最新版としたようです。ですので最後には５巻の中に入っているあらすじも掲載されています。写真や古い地図も書かれていて楽しくなります。再度このシリーズを最初から読みたくなります。2014/09/20
ヨーイチ
29
新しい本を買うと、つい後回し。写真が多く楽しい。この手の本が出ることは、まぁ名作の仲間入りって事で。十八世勘三郎との対談が豪勢。初期の短編の幾つかは歌舞伎の散切り物で上演可能ってことに気がついた。勘三郎の早過ぎる死を改めて思う。2022/09/18
ach¡
27
よもや、ここまで至れり尽くせりとは思わなんだ。登場人物の衣装をイラストで紹介した図鑑にはニヤけた。特に黒装束がくーっ(๑˃̵ᴗ˂̵)!! 他にもアレやコレや出血大サービスの中身なんだが、ここでアチキが種明かししちまうのは無粋ってぇもんだ。 ジローさん、天切り松ぁー死ぬまで書き続けるとおっしゃってるんだからぁ、おまえさんも、気ぃなんか揉んでねえで親の肩揉んで、耳の穴よーくかっぽじって６巻待ってろ。このすっとこどっこい。 2015/11/26
kinupon
25
天切り松第5巻を発売と同時に買いましたが、まだ読んでいません。読むのがもったいない＾＾。読む前にもう一度この読本（完全版）を読み直し、いよいよ第5巻に突入です。2014/04/22
