集英社文庫<br> チーズと塩と豆と

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集英社文庫
チーズと塩と豆と

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  • サイズ 文庫判/ページ数 193p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087451221
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

4人の直木賞作家が、それぞれ訪れたヨーロッパの土地を舞台に描く、愛と味覚のアンソロジー。故郷のしがらみ、家族の絆、切ない恋心……温かな食卓に秘められた想いをすくいあげる珠玉の4編。

内容説明

あたたかな一皿が、誰かと食卓で分かちあう時間が、血となり肉となり人生を形づくることがある。料理人の父に反発し故郷を出た娘。意識の戻らない夫のために同じ料理を作り続ける妻。生きるための食事しか認めない家に育った青年。愛しあいながらすれ違う恋人たちの晩餐―。4人の直木賞作家がヨーロッパの国々を訪れて描く、愛と味覚のアンソロジー。味わい深くいとおしい、珠玉の作品集。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年横浜市生まれ。1990年「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞受賞。2003年『空中庭園』で第3回婦人公論文学賞、05年『対岸の彼女』で第132回直木賞受賞。06年『ロック母』で第32回川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で第2回中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、12年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞を受賞。著書多数

井上荒野[イノウエアレノ]
1961年東京生まれ。1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第139回直木賞受賞。11年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞受賞。著書多数

森絵都[モリエト]
1968年東京生まれ。1990年『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞受賞。98年『つきのふね』で第36回野間児童文芸賞、99年『カラフル』で第46回産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で第52回小学館児童出版文化賞を受賞。06年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞受賞。著書多数

江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。1989年「409ラドクリフ」で第1回フェミナ賞受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞受賞。07年『がらくた』で第14回島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で第38回川端康成文学賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mae.dat

300
女性作家4人に依る、ヨーロッパを舞台にした食と愛のアンソロジー。角田さんだけ横浜生まれの様ですが、後の3人は東京生まれで、みんな1960年代生まれの直木賞受賞経験がある作家であると。境遇が近しいのかしら。日本人作家が日本人で無くて、現地の方を主人公にして、ヨーロッパの食文化を背景とした物語を書く必然性は無いのかも。とも思ったり。慣習や行動様式は事実に即しているのかな?特に絵都さんの『ブレノワール』は、儀式、宗教観は滑稽すぎて、ファンタジーの設定の様にも思えますね。本当にこんな風習があるのかな?2024/04/01

ミカママ

291
つくづく「食べる」ことは「生きていく」ってことなんだなぁ。舞台がヨーロッパなところが、ストーリーにうまく艶をかけてくれた感じ。(舞台が)日本の都市では、色気も半減してたんじゃないかな。どれも好きだったんだけど、角田さんの作品中で、料理人の女の子が、4年間一緒に暮らした恋人にフられるお話しは、自分の過去や近未来を考えてどんよりしてしまった。「時間は流れるし、人は変わる」どうして人の気持ち(≒恋愛感情)って長続きしないんでしょう。だからこそ、今日も好きな人と一緒においしいものを食べたい。悔いのないように。2015/11/06

AKIKO-WILL

200
【ナツイチ 2016】ヨーロッパを舞台にした女流作家さん4人の小説!角田光代さん、井上荒野さん、森絵都さん、江國香織さん。スペインやフランス、ポルトガル、イタリア…江國さんや角田さんは良く小説読みますが、井上荒野さんはコレが初めてかな?内容的には森絵都さんの「ブレノワール」が好きでした。ヨーロッパの田舎に旅行に行った感じがします。都市よりも田舎は、とても穏やかだけど伝統や風習が根強く残っていて人々の暮らしも質素だけど誇りを持っているのをどの小説にも感じました。短編集は読みやすいから良いですね。2016/07/22

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

176
ヨーロッパの国々を舞台に、料理にまつわる家族や大切な人との絆を描いた4編のアンソロジー。 美味しい記憶は幸せの記憶。食べている時ももちろん幸せだけれど、遠い記憶として蘇る食卓の記憶はあたたかく眩しく、いつまでも光ってる。作品としては森絵都さんの「ブレノワール」が一番好み。森さん、角田さんの作品は思わず涙。江國さんの作品は既読だったけど、改めて私はこの人の文章を愛してると実感! 暮らすように旅をする―最近雑誌なんかで特集されてて素敵だな、と思いを馳せてる。そんな旅を楽しむように味わえる1冊。2019/03/18

ユメ

154
四人の作家による、「食べること」「人を想うこと」にまつわるアンソロジー。食べることと愛することが隣り合っていても何ら不思議ではない。どちらも生を慈しむこと、そして生きることそのものだから。これまで自分が食べてきたものたちは、知らないうちに自分を支える根っこになっている。そして、食事を共にした人の記憶が、根を張る土壌に水を注ぎ、風となって吹きつけ、太陽となって照らす。時に優しく、時に厳しすぎるほどに。そうして生かされた人たちが食事に味をつけ、また食卓を囲む。そんな循環が人生の縦糸となるのだ。2014/10/02

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