出版社内容情報
新名所〈愛の泉〉にご用心…!
突然町の中に泉ができて、その中に入った男が引き込まれるように沈んだ。人々は〈愛の泉〉と称して新名所に浮かれていたが、エリカはその泉に邪悪なものの存在を感じて!?(解説/大矢博子)
内容説明
突然、町のなかに泉ができて、男が引き込まれるように沈んだ。人々は“愛の泉”と称して新名所に浮かれていたが、エリカはその泉に得体の知れぬ邪悪なものの気配を感じていて!?泉の周りで次々に起こる怪事件…!エリカとクロロックの吸血鬼父娘コンビが泉に潜む黒い闇を斬る!表題作のほか、古城の怪奇に迫る『ある吸血鬼の肖像』を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物進理小説新人賞を受賞。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
99
亡くなった日本人の母の一人娘のエリカとその父の吸血鬼が活躍する物語。 吸血鬼は泉のごとく ある吸血鬼の肖像 の2話。 泉は,ある男の横恋慕。 肖像は,ある男の女性を裏切った末路。 末路というか,悪あがきというか,悲惨というか。2012/07/30
イケメンつんちゃ
29
大きな胸を張る まさかまさかのことわざ 均等なプロポーションは デミグラスソース 本当にありがたい そんな朝に 見ないメッセージに 誹謗が書かれている 腹が立つも 冷静になると あまりにも図星に和田人形 近くのスーパーには 君がいた ミッキーマウス・マーチにのせて 古古米古古米古古古米 古古米古古米古古古米 歌いまくる なにわのレビューさんのオススメです 赤川次郎ワールド 吸血鬼シリーズ 長いお付き合いですが 初めましてかと 相変わらずの面白さ まさかの短編 まさかのホラー ライトなノベルズ スウェーデン2025/07/11
白雪ちょこ
19
今回も、コメディ要素が豊富で面白く読むことができた。 が、昭和の真っ只中に書かれていたので、カップルは「アベック」と表記されていたりと、昔ながらの要素も沢山あった。 特に警官の対応は、ひどすぎる(笑) クロロックとエリカは、安定で大活躍しており、ファンタジー要素も多々あった。 女同士の対決で、浮気や不倫といったことも テーマになっていたので、そこは「あーまたか(笑)」と。2025/07/05
coco夏ko10角
16
吸血鬼シリーズ第8弾。「吸血鬼は泉のごとく」なんとあの子に恋人ができたらしいが、さらっと書かれてるし物語に全く影響が無い。虎ちゃんが可愛い。「ある吸血鬼の肖像」冒頭がとても不気味、三姉妹シリーズのヨーロッパでの話を思い出した。最後の方の展開はちょっと意外。2013/12/14
Norico
14
悪意から生まれた泉。とらわれた泉の精がかわいそう。古城で死者とともに葬られた女性の話が切ない。本当の怪物は人間なのかな。クロロックがかっこいい。2020/08/26