出版社内容情報
結婚式当日、期待と不安で胸いっぱいの朝。失くしたはずの夢の欠片を再び手にした夜。お客さんの人生を彩る、特別な手紙室の物語。
【目次】
内容説明
文具店員の光は、千色のインクが使える「手紙室」に惹かれ、銀河ホテルを訪れる。ただ、今回の旅にはもう一つ、大きな目的が。一躍スターとなった元バンド仲間のステージに、初めて足を運ぶことにしたのだ。一方、挙式の朝を迎えた真奈は、幸せに包まれながらも、どこか複雑な面持ち。胸をよぎるのは、事故で亡くなったお義母さんのことで…。ハレの日も、浮かない日も、とびきりに彩る手紙室の物語。
著者等紹介
ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞小説部門優秀作に。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が第12回鮎川哲也賞最終候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
108
ほしおさなえさんの「銀河ホテル」シリーズ4作目で中編3作が収められています。今回は学生時代に歌のグループを作っていた3人の物語、挙式をこのホテルで行う人々の話、銀河ホテルの料理長の家族の話とかなりじっくりと読ませてくれました。最初の話は万年筆が絡んでいて、今読んでいる集英社の宣伝誌「青春と読書2月号」にほしおさんも万年筆を愛用していることが書かれていました。またほしおさんのお父上が私の年代には懐かしいミステリー評論家の小鷹信光さんであることも知りました。 2026/01/21
シナモン
100
シリーズ4作目。相変わらず素敵な銀河ホテルの手紙室。人はみな命ある間は精一杯生きている。そうやって命のバトンを繋いでいる。そんなメッセージを強く感じた4作目。苅部さんのミステリアスな素性が気になる。 2026/02/09
陽子
48
①学生バンド時代の仲間との再会。懐かしい当時の想いが、時を超えて溢れ出る。②成長しゆく息子に何年にも亘り宛てる手紙。父の想い③結婚の直前に不慮の事故で亡くなった新郎の母。優しい思い出を手紙に重ねながら新しい門出を歩み出す若い二人。人生は嵐の日もあれば晴れの日もある。行き違い、伝わらなかった想いすら「手紙」というツールは、時に未来への道を照らし、各人が心に向き合って何かを発掘していく過程がいい。重ねた月日は心の隙間を埋めるピース。人への温かな愛に満ちた素晴らしいストーリー。改めて手書きの手紙の素敵さを思う。2026/01/21
たるき( ´ ▽ ` )ノ
45
シリーズ第4巻。この作品を読むと、森林浴をしている気分になる。手紙っていいよね。一文字一文字に込められた想いが伝わるのは、手書きだからこそだと思う。2026/03/06
nyanco
40
ほしおさなえさんの大好きなシリーズ4巻目 第1話「満天の星を見あげて」学生時代にバンドを組んでいたメンバーのお話。手紙室で書いたのが楽譜っていうのが良かった。こじれていたかと思っていた過去のバンドメンバーとの関係がほぐれ、未来に繋がっていく様子が素敵。 第3話「順境にあっても逆境にあっても」銀河ホテルで行われる結婚式 前夜から当日までのお話。新郎の亡くなった母をめぐり、今日までの過去を振り返っていく過程が良かったです。→続 2026/02/23




