出版社内容情報
2025年は戦後80年! 戦争の変遷、種類、ルールや武器の歴史、条約などを丹念に辿り、平和な未来を考える一冊。写真・図版満載!
【目次】
内容説明
終戦から80年。戦争の悲惨さを知る人が少なくなっている今こそ、必読―。世界各地で戦争や紛争が増えているのはなぜ?どうすれば、戦争はなくなる?日本はどうなるの?そんな素朴な疑問から戦争のルールや歴史、背景などを解説する。過去の戦争を一つ一つ丹念に辿ることで、戦争のない未来づくりを考えるノンフィクション。世界平和を願う著者が戦後の節目に出す、図版・写真満載の一冊。
目次
第一章 戦争ってなに?
第二章 どんな理由で戦争ははじまるの?
第三章 日本も戦争をしてきた
第四章 第一次世界大戦と国際連盟
第五章 悲惨なアジア・太平洋戦争へ
第六章 平和国家建設と東西冷戦
第七章 核開発競争が続いてきた
第八章 どうすれば戦争はなくせるの?
資料 広島平和記念公園におけるバラク・オバマ元アメリカ大統領の演説
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授。73年、NHKに入局。記者として事件や災害、消費者問題などを担当する。また94年から11年間、「NHK週刊こどもニュース」の初代お父さん役として活躍。2005年にNHKを退職。13年に第5回伊丹十三賞、16年に第64回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
78
テレビで見る著者そのままの書き方で、とてもわかりやすく、丁寧にまとめられています。高校生世代を対象に書かれた様で、しっかり問いかける文体になってます。戦前から戦後にかけて全て網羅してますので、第一次・第二次の世界大戦の時代を学びたいなら、これ一冊で十分だと思いました。2025/08/17
riow
1
戦争に至る経緯はずっと過去を遡り複雑に入り組んでいるので簡単にああすればよかった、こうすれば解決できたなどと言えるものではないが池上さんは端々であなたはどう考えますか?と鋭く問います。戦争の悲惨さから目を背けてはならない。日本が中国や朝鮮・東南アジアへの侵略国家だという事を忘れてはならない。大国同士の争いの陰で犠牲になり人権を奪われる人がいる事を忘れてはいけない。もしも自分の大切な人々が残酷な行為をされ惨たらしく殺されたりしたら相手を許すことなどできるはずがない。平和とはそういった想いの上で成り立つのか。2025/08/16