出版社内容情報
戦後80年。かつての軍都を歩き、色街の名残を探したドキュメンタリーが待望の文庫化。教科書には載らない生きた歴史がここに。
【目次】
内容説明
横須賀、呉、佐世保など軍港、軍都には必ず色街があった。治安維持、兵の衛生管理など軍事上の役割を持ち、地域の財源としても機能していたが、その存在は歴史の陰に押しやられ、当時を知る人々の口も重い。昭和100年、戦後80年を迎えた今、戦争を戦場からではなく、銃後の視点から捉えたノンフィクション。かつて確かに存在した人々の息遣いを、現地を歩き写真に収め、人の話を書き留めた旅の記録。
目次
プロローグ
第一章 横須賀
第二章 大湊
第三章 舞鶴
第四章 知覧・鹿屋
第五章 千歳
第六章 津田沼 中国 ビルマ
第七章 呉 御手洗
第八章 富士山周辺の色街
第九章 北九州 佐世保
エピローグ
著者等紹介
八木澤高明[ヤギサワタカアキ]
1972年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経てフリーランス。2012年『マオキッズ毛沢東のこどもたちを巡る旅』で第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
87
昭和33年3月25日に買春禁止法で通称色町という所がなくなった。とはいうものの実施には買春行為は今も普通に存在する。この本は終戦後アメリカの兵隊が駐留する旧日本軍の軍港や軍都で、どのような形でアメリカ人の兵士たちと関係を持ったのか、どういう場所でその環境はなどが当時を知る人にインタビューしまとめている。取り上げられているのは9箇所。それ以外にも駐留していた場所にはこういった色町は全国にあったのだろう。特攻隊の基地、知覧や鹿屋の話は胸が痛んだ。 2025/10/03
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/67dba3e3-3779-42c7-80ba-8d5a026cbbb4 2025/07/22
Lilas
1
着眼点はいいなと思うのだけれど、なぜか引力がない。著者の祖父が登場するところまでは、平板な文章で同じことの羅列のように感じられ、読み続けるのがつらかった。なにかが足りない。読み手をぐっと引き込んで離さないノンフィクションは他にたくさんある。 2025/10/10
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