集英社文庫<br> 黄金比の縁

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集英社文庫
黄金比の縁

  • 石田 夏穂【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 128p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447828
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「会社の不利益になる人間を採る」
不当な辞令に憤る人事部採用チームの小野は、会社への密かな復讐を始める--。

(株)Kエンジニアリングの人事部で働く小野は、不当な辞令への恨みから、会社の不利益になる人間の採用を心に誓う。彼女が導き出した選考方法は、顔の縦と横の黄金比を満たす者を選ぶというものだった。自身が辿り着いた評価軸をもとに業務に邁進していくが、黄金比の「縁」が手繰り寄せたのは、会社の思わぬ真実だった……。

ボディ・ビルを描いた『我が友、スミス』で鮮烈なデビューを果たした著者が、本作では「就活」に隠された人間の本音を鋭く描く!

<解説/朝井リョウ>

【著者プロフィール】
石田夏穂(いしだ・かほ)
1991年埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年『我が友、スミス』が第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー。同作は第166回芥川龍之介賞候補にもなる。22年『ケチる貴方』で第44回野間文芸新人賞候補。23年『我が手の太陽』で第169回芥川龍之介賞候補、第45回野間文芸新人賞候補。『ケチる貴方』で第40回織田作之助賞候補。他の著書に『ミスター・チームリーダー』『冷ややかな悪魔』がある。


【目次】

内容説明

私はこの微々たる権限でもって会社に最大限の復讐を果たす―。(株)Kエンジニアリングで働く小野は、花形部署から人事部への不当な辞令を恨み、会社の不利益になる人間の採用を心に誓う。独自の選考方法は、顔の黄金比のみを評価軸に“優秀な人財”を採るというもの。結果、「使える」人間が集まり、応募者数も激増。高く評価される彼女だったが!?就活の裏事情を暴く、ブラックお仕事小説。

著者等紹介

石田夏穂[イシダカホ]
1991年、埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒業。2021年『我が友、スミス』が第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっちゃん

49
花形部署から不当な辞令で人事の新卒採用チームになった主人公が会社への復讐のため会社の不利益になる人を採用しようと顔の黄金比のみで評価するが、逆に評価され。。。採用などは人が判断するので結局はその人の好みで自分っぽい人が好きでそのような人を採りたがるとはそななものなんだろうなぁ。選考は総合的にと言いながら実際は不可能であると就活の裏事情を突きつける作品で面白かった。2025/06/29

akiᵕ̈

27
100pちょっとのお話だけど、その内容は中々に核心を突いていて面白かった。人が人をジャッジする、選び捨てるという、採用決定をする側の心理。3人のチームで会社の人事担当を任されている小野は、かつて花形チームにいたにも関わらず排除され、腹の中では会社への仕返しを目論み採用・不採用を決めている。それも顔の黄金比という斬新な決め事で。そんな事で人の一生が左右されちゃうの!?と思わず言いたくなるだろうが、所詮は人事の主観・好みはつきもの。〈ご縁〉を皮肉ったラストが上手くまとまっていたし、笑いのセンスも好み♪2025/07/04

よっち

27
思ぬ形で発生した事件から起きた、不当な辞令に憤る人事部採用チームの小野。会社の不利益になる人間の採用を心に誓い、密かな復讐を始める物語。彼女が導き出した、顔の縦と横の黄金比を満たす者を選ぶという選考方法。自身が辿り着いた評価軸をもとに業務に邁進していく中、果たしてその影響なのか、社会の必然だったのか、明確になってゆく如実な社内の変化、そして黄金比の「縁」が手繰り寄せることになった会社の思わぬ真実。なんだかなと思う気持ちを抱きつつも、これまでの自分を顧みてあっさりと決断を下す小野の姿がなかなか印象的でした。2025/06/20

もっぱら有隣堂と啓文堂

8
「わが友、スミス」的芥川賞候補作的石田夏穂さんの短編。歪んだ想いで独自の思想に至るが期待を裏切らない主人公のふるまいのキレの良さ。ちょっと変な主人公だけど共感できる。それは自分たちも内心では人に聞かせられない変な、尖った思いがあったりするから。で、心の声ズバリそのものが文章になっているので、べらんめえ口調だったりなんだったりとか、なんかすんなり腑に落ちてしまう。面接で応募者の顔の黄金比を測定する「私のデューク東郷にも似た眼光」とか笑いのツボもちらほらと。何が言いたいかというと石田さんは面白いということです2025/06/27

カナティ

7
★★★☆☆2025/07/17

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