出版社内容情報
信吾の幼馴染、寿三郎に吉報!? 波乃は幼馴染と喧嘩!? 信吾の将棋上達本がいよいよ刊行! など、訪問者も多数で大賑わいの最新巻。
内容説明
将棋会所に通う子供客、久良蔵が、夜に訪ねてきた。打ち明けられた悩みとは(「絆」)。久しぶりに顔を見せた書肆の番頭、志吾郎が手にしていたのは、刷りたての信吾が書いた将棋の上達本。果たして売れ行きは?(「稔りの秋」)。信吾の幼馴染が久々に集ったと思えば、波乃の幼馴染が訪れてひと騒動。またある日の将棋会所で独演会となったのは意外な常連客で…と様々な面子が登場し賑やかな全五話。
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onasu
11
通算21冊目も、通しては楽しく読んでこられたが…。 先ず初編、子供同士の仲違いで、実の子ではないと言われたという相談だが、先ずこの場合、事の真偽を確かめるのが初手なんじゃないかと。2編目では、信吾の将棋指南本ができ上がるが、タイトルに興醒め。(解説:当時としては異色) それにひきかえ、3編目では信吾の幼馴染・竹輪の友、4編目では波乃の幼馴染が訪ねてきて、近況と共に子供時分にも話しが及んでいるのがいい按配。特に、3編目で最後の独身者が得た伴侶には、続編での登場を期待したい。2025/07/14
goodchoice
0
いよいよ絶好調の信吾。奥さんもいい線いってる。七五三もかわいさを増して楽しみが増えた。2025/06/19