集英社文庫<br> 奇跡集

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集英社文庫
奇跡集

  • 小野寺 史宜【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 集英社(2025/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447613
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

同じ電車の同じ車両に、たまたま乗り合わせた見しらぬ男女たちがつなぐ、幸せのふしぎスイッチ。

第一話「青戸条哉(あおと・じょうや)の奇跡 竜を放つ」ーー満員の朝の快速電車。ぼくは過去最凶の腹痛に耐えていた。もうダメだと思い、その場にしゃがもうとした瞬間、隣に立つ同い年くらいの女性が、ぼくよりもわずかに早く、しゃがみこんだ。

第二話「大野栞奈(おおの・かんな)の奇跡 情を放つ」ーー大学時代、わたしは小劇団にのめり込んだが、結局就活をして、食品会社へ。通勤途中、具合が悪くて社内で声をかけた女性の様子が気になり、駅を一つ戻ってホームに降りると、そこには意外な先客がーー。

第三話「東原達人(ひがしはら・たつひと)の奇跡 銃を放つ」ーー満員電車での尾行中。住宅街の駅で降りた捜査対象者に気づかれぬよう後を追っていると、赤ん坊を抱いた裸足の女性が、すごいスピードで無表情のまま目の前を通り過ぎていった。

第四話「赤沢道香(あかざわ・みちか)の奇跡 今日を放つ」ーー五年ぶりのデート。満員電車で、男の人の手が、女性のお尻のあたりで動いているのを見てしまった。女性は、まったく別の男性に「触りましたよね?」と詰め寄った。どうする、わたし?

第五話「小見太平(おみ・たいへい)の奇跡 ニューを放つ」ーーカップ麺会社の宣伝部で、おれは失敗した。起用した女性大食いユーチューバーが炎上した。代替案を上司に提案しなければならないが、電車が止まってしまう。「イッキュウちゃんの動画。見た?」という会話が聞こえたのはその時だ。

第六話「西村琴子(にしむら・ことこ)の奇跡 業を放つ」ーー満員電車で、彼の浮気相手をひそかに凝視する。彼はわたしの8歳年下で、その女はわたしの16歳下。有休をとり、女の乗った通勤電車にわたしも乗った。だが、わたしは決してストーカーではない。

第七話「黒瀬悦生(くろせ・えつお)の奇跡 空を放つ」ーーななめ掛けしたボディバッグに拳銃を入れた俺は、とっくに尾行されていることに気がついていた。目的地の一つ前の駅で降りて住宅街を歩いていると、声をかけてきたのは、尾行していた刑事ではなかった。

小さいけれど確かに人生を左右する(かもしれない)7つのミラクルを描く、連作短編小説!

【著者略歴】
小野寺史宜(おのでら・ふみのり)
1968年、千葉県生まれ。法政大学文学部卒業。2006年に短篇「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し、初の単行本を刊行。『ひと』で19年本屋大賞2位。主な著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひりつく夜の音』『夜の側に立つ』『ライフ』『縁』『まち』『今日も町の隅で』『食っちゃ寝て書いて』『タクジョ!』『今夜』『天使と悪魔のシネマ』『片見里荒川コネクション』『とにもかくにもごはん』『ミニシアターの六人』『いえ』など。

内容説明

朝の8時。満員電車に揺られながら、青戸条哉は過去最凶の腹痛に耐えていた。よりにもよって、今日は期末試験の日。そして、この快速は次の駅まであと15分。「もうダメだ」としゃがみこもうとしたその時、隣に立つ同世代の女性がわずかに早く、しゃがみこんだ―偶然の出来事が連鎖して、小さな奇跡を呼ぶ。いつもの朝の光景が、少し違って見えてくる!?7人の男女が繋ぐミラクル・バトン!

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し、同作で単行本デビュー。19年『ひと』で本屋大賞第2位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko

7
通勤電車に乗り合わせた人々におきる小さな奇跡 2025/04/26

hasami1025

6
同じ電車に乗り合わせた人達それぞれが出会った奇跡。全体的に楽しく読めた。改行が多すぎるところがやや気になったけど。2025/05/01

バナナカプチーノ

6
単行本でも読んでたけど文庫化されたので改めて。安心安定の小野寺ワールド。癒されました2025/04/21

まんまる

1
朝の通勤電車に乗り合わせた人々に関する短編集。 小さな偶然が重なり、後から考えると人生を変えるターニングポイントになったのではという場面を描く。 通勤電車というたまたま乗り合わせた名前も知らない相手を心配できる青戸条哉や大野栞奈、素敵だなあ。2025/04/20

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