集英社文庫<br> 希望の海―仙河海叙景

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集英社文庫
希望の海―仙河海叙景

  • 熊谷 達也【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447453
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

東日本大震災により失われた日常と、得るべき希望。
東北に生まれ、東北に暮らす直木賞作家の、「あの日」を描かない、連作短編集。

三年前の秋、早坂希は勤めていた会社を辞めて仙河海市に戻ってきた。病弱の母親の代わりに、スナック「リオ」の切り盛りをしている。過去に陸上選手として活躍していた希は、走ることで日々の鬱憤や悩みを解消していたが、ある日大きな震災が起きて、いつも見る街並みが180度変わってしまう――。(「リアスのランナー」「希望のランナー」)
高校生の翔平は、津波により両親と家を奪われ、妹の瑞希とともに仮設住宅で暮らしていた。震災の影響で環境が大きく変わり、次第に心が荒んでいく翔平だったが――。(「ラッツォクの灯」)
東北の港町に生きる人々の姿を通して紡がれる、3・11からの再生の物語、全10編。

内容説明

会社を辞め、故郷の海辺の街・仙河海市で、病弱な母に代わってスナックを切り盛りしている希。過去、実業団に所属する陸上選手だった希は走ることで日々の鬱憤や悩みを解消していたが、震災によって生活が一変、いつも見る街並みも180度変わって―。(「リアスのランナー」「希望のランナー」)。大震災の前も後も、暮らしは続いてゆく。日々の営みから紡がれる再生と希望の物語、全10編。

著者等紹介

熊谷達也[クマガイタツヤ]
1958年宮城県生まれ。東京電機大学卒業。97年『ウエンカムイの爪』で第10回小説すばる新人賞、2000年『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年『邂逅の森』で第17回山田周五郎賞と第131回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なんてひだ

11
ずっしりと重みのある内容だと毎回思い身構えたけど意外に読めちゃう。仙河海タイトルはほんとたくさんあるし 今回も登場人物が多数いて どこかしら繋がっているし あーあん時の〜ってならんのよ自分は、もうなんで覚えていないのですか自分、悲しくなるわ。前半7後半3とまた自然体のうますぎるってこと。希のランナー再開もよかったし、ラッツォクが1番響いた。お兄ちゃん私が死んでるの知っているんでしょうの所で泣きそうになる そうかそうだったのか翔平は1人なんだよと、津波を知らない自分が掬い取るのは失礼だし もっと考えろ自分と2025/03/25

なんてひだ

6
関係者の方々多数ですね、それぞれ個性的で希が主人公という訳ではなくて、あー前も書いたはずだけど、瑞稀が死んでいた物語がやっぱり好きだ 哀しみよりも妹の兄を心配する気持ちがグッとくるし、あと葉月ちゃんも死んじゃてるのな。DVに小学校イジメにさほど心が痛まず不快よりもサクッと読めたのが自分の成長2025/07/05

さんつきくん

5
文庫本にて再読。単行本には収録されていなかった「オーバーホール」という短編が収録され、池上冬樹さんの解説で今まで出版された仙河海シリーズの繋がりが明らかにされているのが特徴。震災前が舞台の7編に震災後が舞台の3編の計10編が収録された短編集。「オーバーホール」と「ラッツォクの灯」は震災のやりきれなさを描き、こみ上げてくるものがあった。亡くなった人を思い葛藤を抱き生きる人々を描いているからである。10年ぶりくらいに読んだので、忘れていた部分も多々あったからか、感慨深く読めた。やはり熊谷達也作品は大好きだ!2025/04/29

むらかな

2
3月なので。気仙沼をモデルにした仙河海市の2011年3月の前後を舞台とした短編集。前半は震災前の人々の様子で、家族と喧嘩したり、悩んだり、普通の人生を送っている。明日も今日と同じような日が来るだろうと思っている。後半パートは震災後の物語となり、胸に来るものがあった。モデルとなった気仙沼市の現在は、再び漁港町として栄えている一方で、今でも空地になっている場所も多いようだ。何度でも復興してきた人々の強さと、いざとなった時、自然の前に人間は無力だということを改めて思う。2025/03/22

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