集英社文庫<br> うまれることば、しぬことば

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集英社文庫
うまれることば、しぬことば

  • 酒井 順子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447422
  • NDC分類 814
  • Cコード C0195

出版社内容情報

陰キャ、根暗、映え、生きづらさ、「気づき」をもらった……あの言葉と言い方はなぜ生まれ、なぜ消えていったのか。「ことば」にまつわるモヤモヤの原因に迫る、ポリコレ時代の日本語論。古典や近代の日本女性の歩みなどに精通した著者が、言葉の変遷をたどり、日本人の意識、社会的背景を掘り下げるエッセイ。以下、章題。
・Jの盛衰・「活動」の功と罪・「卒業」からの卒業・ 「自分らしさ」に疲弊して・「『気づき』をもらいました」・ コロナとの「戦い」・「三」の魔力・「黒人の人」と「白人」と・「陰キャ」と「根暗」の違い・「はえ」たり「ばえ」たり・「OL」は進化するのか・「古っ」への戦慄・「本当」の嘘っぽさ・「生きづらさ」のわかりづらさ・「個人的な意見」という免罪符・「ウケ」たくて。・「You」に胸キュン・「ハラスメント」という黒船・「言葉狩り」の獲物と狩人・「寂しさ」というフラジャイル・「ご迷惑」と「ご心配」・「ね」には「ね」を

酒井順子
さかい・じゅんこ
1966年東京生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。立教大学社会学部卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。
2004年『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞をダブル受賞。
著書に『泡沫日記』『中年だって生きている』『男尊女子』『家族終了』『消費される階級』『老いを読む 老いを書く』など多数。

内容説明

「婚活」を皮切りに始まった○活ブームと人生模様。「陰キャ」と「根暗」の絶妙な違いから見えてくる時代の変化。ネット用語の「映え」と、紫式部や清少納言も使っていた「映え」の共通点。日本社会において黒船的な役割を果たした「セクハラ」…。言葉の生死の現場から見えてくる、日本人の性とは?私たちの“今”と“昔”を掘り下げ、「ことば」の栄枯盛衰をじっくり考察するエッセイ!

目次

「J」の盛衰
「活動」の功と罪
「卒業」からの卒業
「自分らしさ」に疲弊して
「『気づき』をもらいました」
コロナとの「戦い」
「三」の魔力
「黒人の人」と「白人」と
「陰キャ」と「根暗」の違い
「はえ」たり「ばえ」たり
「OL」は進化するのか
「古っ」への戦慄
「本当」の嘘っぽさ
「生きづらさ」のわかりづらさ
「個人的な意見」という免罪符
「ウケ」たくて。
「You」に胸キュン
「ハラスメント」という黒船
「言葉狩り」の獲物と狩人
「寂しさ」というフラジャイル
「ご迷惑」と「ご心配」
「ね」には「ね」を
「だよ」、「のよ」、「です」

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。大学卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で、第20回講談社エッセイ賞、第4回婦人公論文芸賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

85
あることばが生まれたことで、それまで感じてたモヤモヤが形になり、世界が変わる。「ハラスメント」は、均等法前に社会人になった私には救い。ノーを言ってもいいんだって気づかせてくれたことば。酒井さんは少し下の世代だけど、女性の生き方に関わることばについてのコメントは、ぶんぶん肯きたくなくなるものばかり。もちろん、それ以外のものについても、酒井さんらしく斜め下あたりの視点からつんつんつついて、その裏っかわから光を当てる感じが楽しくて。ちょっと違う?てのものないではないけど。ことばは世につれ、なんてベタな感想。2025/06/11

はっせー

43
「ことばは時代を表すいきものだ」本書はエッセイストの酒井順子さんがことばにまつわるお話をまとめたエッセイ。言語学や音声学といった専門的なお話ではなく、酒井さんの実体験やことばから感じたことを話している感じ!他にも面白い話が多く・「の人」という違和感・根暗と陽キャ・退職という名の卒業などなど。私が一番面白いと思った話は「3の魔力」!日本人はやたらと3という数字が好きらしい。日本三大夜景や三大稲荷など。3には魔力があるのかもしれないと。だからこそコロナ禍で避けるべきものとして、「3密」が流行ったとのこと。2025/07/27

あきぽん

35
このテーマには昔から興味があり、しかも酒井さんなので手にとりました。いつものように鋭い考察だけど、バブル世代のご自身の経験を強く出しているので、もっとニュートラルな本も読みたくなりました。学術書を読むチカラがあればなあ。2025/08/05

阿部義彦

23
集英社文庫でたばかり、2月の新刊です、読書メーターでも書影が間に合わず仮書影のままでゴンス!3月6日現在。安定の酒井順子さんのエッセイです。今回は古くなる言葉とそれに変わって新しく用いられる言葉についての考察。死語を羅列するだけでは無く、その形容が別な形容に変わったその変遷に切り込みます。なので名詞は少なく動詞形容詞が主な対象。例えば昔『根暗』今は『陰キャ』だったり、「OLの進化」と題してBGが消え去りOLになるにつれて『家事手伝い』と言う身分も消滅しました。昭和人なら分かると思う。ポリコレも絡んでるが。2025/03/06

エドワード

22
酒井さんのエッセイ、今回は実に豊潤な日本語を読んだ気分だ。特に古典との対比で語る「『はえ』たり、『ばえ』たり」は圧巻。「『古っ』への戦慄」で彼女は「新しいものもやがては古くなる」と語るが、先日読んだ「東大ファッション論集中講義」での「ファッションは必ず廃れる」と見事に相似形だ。私と同じアラカンの彼女、うまれることばを肯定的に捉えつつ、しぬことばへの哀惜の念を行間に感じる。「感動をもらいました」って変な言葉だと思っていたよ。〇活、卒業、ハラスメント、おまえとあなた、彼と彼女への洞察も秀逸。日本語は面白い。2025/08/01

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