出版社内容情報
地球の双子星といわれるTerra-α。そこに暮らす人々と怪獣の共生の秘密が今明かされる。円谷プロ協力、壮大なスケールのSF小説。
内容説明
フィンランドでオーロラの観測をするアイノのもとに奇妙なメッセージが届いた。解析の結果、現れたのはインド洋沖のとある座標。意を決してそこに向かった彼女は水の球体に飲み込まれ、気が付くと別世界へ。そこは地球の双子星・Terra‐αだった―。大自然、移動する街、そして巨大な怪獣。少しずつ解き明かされる真実は、驚くべき事実へ。壮大なスケールで展開するエンタメSF小説。
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
1967年生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。在学中にシナリオ作法を学ぶ。「海猿」、「トッキュー!!」、「我が名は海師」の海洋三部作で、2008年第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
58
オーロラ観測をする主人公アイノは海の中の球体に飲み込まれ、気付けば地球の双子星Terra-αに移動していた。お馴染みのウルトラ怪獣も棲息するTerra-α、そこは人類が生物の頂点に立とうとする地球とは違い、あらゆる生物との共存を可能にしている星であった。見知らぬ星で価値観に戸惑いながらも諦めずに苦難に立ち向かうアイノ。終盤でのまとまり方にもっともっと読んでいたい物足りなさを感じたけれど、こんな物語を贈ってくれた事に感謝です。2025/02/13
けいご
20
帯に落合陽一さんがのっていたってだけで気になって手に取ったSF小説!(まんまと踊らされてしまったw)が、ごめんなさい!面白くなくって途中で断念しました。地球が二つあるって設定までは面白かったんだけども、そこから先の展開が全然頭に入ってこなくってwレッドキングとゴモラが出てきた段階で興醒めしてしまいました...。2025/02/16
Nao Funasoko
17
ゴモラ、レッドキング、ペギラ、ピグモン、、、、、(他にももっと出てくる)昔懐かしい旧友(?)たちと嬉しい再会を果たした気分でハッピー。 人間から攻撃されることもなく、正義の味方と闘うこともなく、怪獣たちが跋扈しつつも人間と共生する世界の物語。 あの登場人物は必要だったかな?とか、途中でなんとなく想像がついてしまったエンディングなどもうひと捻りあってもよい気もしたけど、大人も楽しめる(あの頃の子どもだったからこそ楽しめる)怪獣ファンタジーSFだった。 作者は『インナーアース』の方だったと読後気づく。 2025/01/31
織田秋葉
6
宇宙系SFと見せかけて、怪獣とサウナのお話でした(苦笑)。てか、そんなにサウナに万能感を持たせていいのか!!! フィンランドのオーロラ研究員アイノが観測中に見つけた座標を調べに行って、隠されていた地球の兄弟星α地球にたどり着いて、異文化コミュニケーションを図る話。 もしも地球に隕石が衝突せず、恐竜が生き延びていたら、生物はどういう進化の過程をたどったのか、というifモノ。なぜかα地球の一部の人たちがこちら(β)側の言語が話せたりする。とにかくメインは怪獣。そこまで怪獣メインで行くのであれば挿絵が欲しかった2025/02/16
コウみん
3
ウルトラマンフェスで知った本でぜひ読みたいと思った。 かいじゅうのすみかの一つで他の地球の怪獣たちと共存する話。 他の小説の「インナーアース」もあるらしいが、それはまったく違う内容。2025/03/12