出版社内容情報
攫われた初草を追って夜の町を疾駆する宣能と宗孝。凶賊・多情丸との直接対決、その衝撃の結末とは? 平安怪異冒険譚シリーズ、佳境!
内容説明
「十二の君は預かった」。不吉な投げ文に、慌てて真白の実家に向かった宗孝。姉の無事を確かめてほっとしたのも束の間、宣能の妹・初草が凶賊・多情丸に連れ去られたことが発覚する。初草を取り戻すため、宣能と宗孝は夜の都を駆け回るが…。いよいよ迎えた多情丸との直接対決、その衝撃の顛末とは!?さらに、事件の裏でそれぞれの恋路が密かに動き出し―。平安冒険譚、シリーズは佳境へ。
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。また、瀬川ことび名義での著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
53
完結編っぽくあれこれの事情が明らかになるし、問題も片付くし、シリーズがこの先続くのかどうか心配だ。2024/10/21
ミキ
41
2024-122:無事に初草誘拐は解決。シリーズがこれで終わってしまうのか気になるところ。2024/10/19
ぽんすけ
40
一気に話が進んだ気のするこの巻。前の巻が緩い感じだったのに最後に初草が誘拐されてどうなるかと思ったけど、憤怒の化身になった宣能が強すぎて吹いたw高位貴族なのにめっちゃ武闘派やん、宗孝が狗王にボコられてるのと対照的。結局多情丸の最後の止めは狗王がやったんだから、今後苦しむことがないといいな。宗孝頑張って宣能を楽しませてあげて。そしてどさくさ紛れで正体がばれた春若君w真白が彼の正体を知っても全っ然態度が変わらないところ最高である。なんか色んなことが綺麗に収まる所に収まった感じで過去一すっきりした終わりだったな2025/03/26
Nyah
38
多情丸が宗孝の異母姉十の君を捉えるために、彼女の異母妹十二の君を誘拐。‥実は宣能の妹初草が人違い😑で誘拐された。初草を取り戻すため、宣能と宗孝は夜の都を駆け回る。自分に会いに来た初草の為、真白(十二の君)も春宮と従者と三人で初草の乗った牛車を追いかける。狗王との因縁、宣能の仇討ち、そしてそれぞれの恋❤️。黒龍王はあの人でした。びっくり。 /やはり楽しい。昼ごはんのお供にぼちぼち読んでたけど、あと少しだったので🏠読み。2024/11/27
み
27
楽しかったぁ♪シリーズ完結なのかな?今作は宗孝さんの鈍さと中将さまへの忠誠?愛?懐きっぷり?が際立ったような。初草さんとパパの恋文をめぐるやり取りが微笑ましかった(^^)2024/12/27