出版社内容情報
動物と意思疎通ができる信吾が、知人宅に棲みついた狐に会いに行くと、母狐は……? 信吾と波乃の子も誕生する、記念すべき巻。
内容説明
将棋会所の常連客の家に狐の親子が棲みついた、と聞き、訪ねていった信吾。幼い頃に難病から奇跡的に生還した際、彼は動物と会話できる能力を得た。対面した母狐が言うには…(「おコンさん」)。他に相談客との心温まるエピソードも。そして一番の見どころは、「おやこ相談屋」になってだいぶ経ちますが、やっと信吾と波乃の子が生まれます!マイペースな本作で、皆さん幸せ気分に浸ってください。
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
15
生まれる前から「おやこ相談屋」と表札を掛け替えて、4冊目にしてようやっと赤児が誕生。 それは本命にして、前段には、娘のような歳の後妻を迎えた商家の隠居の(向後の)悩みに、将棋会所の常連客の家に狐の親子が棲みついたという、久しぶりに動物との会話が期待できる短編。 本命の話しでは、子の育て方について、信吾の妻の波乃と実家の商家で婿を迎えた姉・花江で考えが合わないが、立場の違いで期待するものが違うのは当然なんじゃないかな? ここだけでなく、今回は全編を通じて、やや腹落ちがよろしくなかったか。2024/11/05
ミド
6
やっと生まれた。女の子で七五三と書いてシメ。あだ名がしめしめでも笑い飛ばせる子になるはずと言っているけれど、おしめはどうなのだろう。なんか子だくさんの最後の子につける名前みたいだし。由来としては有難いのだけど、竹輪の友とかと同じで言葉遊びと面白がっているのが嫌な感じ。名前が決まったかと聞かれて、説明するのを面倒くさがって曖昧にしてるのもなんだかなあ。そこは自信を持って答えてよ。この子はこれからずっと説明していかなければいけないのにね。2025/04/01
相馬
2
シリーズ第19巻。ついに信吾と波乃の子供が生まれる。2024/10/27
goodchoice
1
ついに二人に女の子が誕生。めでたし、めでたし。2024/10/31
藤井努
1
いよいよ信吾さんと波乃さんに赤さんが産まれました。これからどんなことになるのか楽しみです。2024/10/18
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- 和書
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