出版社内容情報
江戸深川で田舎蕎麦屋を営むおみなと力也。米沢藩から原方蕎麦粉を広める密命を担う二人は……。深川の温かな人情時代小説。
内容説明
おみなと幼馴染みの力也は、米沢上杉家の命で江戸深川に蕎麦屋を開く。地元産の原方蕎麦粉で作る挽きぐるみは、香り高くコシがあって旨い。だが、喉越しのいい更科を好む江戸っ子に背かれ、三月経っても客がこない。ある日、少女に無銭飲食されて…。故郷の蕎麦粉を広めるため、究極の蕎麦とつゆを目指し研鑽を積む若者たち。深川の人々の知恵と温かさに支えられ成長する姿を描く人情時代小説。
著者等紹介
吉村龍一[ヨシムラリュウイチ]
1967年、山形県南陽市生まれ。高校卒業後自衛隊入隊。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2011年、『〓火』で第6回小説現代長編新人賞を受賞し、12年、同書が刊行され、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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