集英社文庫<br> カミサマはそういない

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集英社文庫
カミサマはそういない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446623
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

変な予感がするんだ。
扉の向こうで、何か恐ろしいものが、僕を待っている気がして――。

ミステリ、ホラー、SF……さまざまな終末的世界の絶望と、微かな光を描く異色の短編集。この物語に、救いの「カミサマ」はいるのか――。

目を覚ましたら、なぜか無人の遊園地にいた。園内には僕をいじめた奴の死体が転がっている。ここは死後の世界なのだろうか? そこへナイフを持ったピエロが現れ……(「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」)。

僕らはこの見張り塔から敵を撃つ。戦争が終わるまで。しかし、人員は減らされ、任務は過酷なものになっていく。そしてある日、味方の民間人への狙撃命令が下され……(「見張り塔」)

など全7編を収録。



【プロフィール】
深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年刊行の長編『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞ノミネート、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞ノミネート、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。19年刊行の『この本を盗む者は』で、21年本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」第3位となった。

内容説明

目を覚ますと、無人の遊園地にいた。僕をいじめた奴の死体まで転がっている。そこへ現れたのは、ナイフを持ったピエロ―。これは夢、それとも死後の世界なのか?(「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」)僕らは見張り塔から敵を撃つ。戦争が終わるまで。だが、下された命令には恐ろしい真実が潜んでいた(「見張り塔」)。ミステリ、ホラー、SF…さまざまな終末的世界の絶望と微かな光を描く異色の短編集。

著者等紹介

深緑野分[フカミドリノワキ]
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」で第7回ミステリーズ!新人賞佳作入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

85
初読み作家さんの短編集。SF系が多かったし、この世の終わりみたいなストーリーが多かった。どちらかというと映像で表現した方が分かりやすそうな話が多くて私には難しかった。『潮風吹いて、ゴンドラ揺れる』が一番分かりやすかったかな。2025/01/01

venturingbeyond

50
著者の短編集は「オーブラン〜」に続いて2冊目。既読作品も、底に救いのない重さが流れていたが、本作収録の各作品も、最後の「新しい音楽、海賊ラジオ」を除いて、澱んだ世界の中で何ともダークなトーンのストーリーが展開していく。ラスト前に置かれた「餓奇譚」が、個人的には一番救いのない話で、どんよりとした空気の圧迫感がピークに達するが、最後の「新しい音楽、海賊ラジオ」で、閉塞した世界の中で若い主人公たちが、この出口なしの世界に僅かなひびを穿ち、諦念と受容を拒絶しようとする姿が描かれることで、若干読了感が上向きに。2025/02/14

森オサム

47
不気味だが美しい装丁が気に入り手に取った。ホラー、SF、サスペンスと様々なテイストで描かれた短編集。不条理で救いの無い感じの物が多いが、どれも読んでいて想像できるオチに向かっていて、鮮やかに捻って落とす、とはならない印象だった。なので、雰囲気や世界観が楽しめれば良かったのでしょうが、私には余り面白い作品集とは思えなかった。一番良かったのは、装丁。残念。2024/10/05

よっち

42
現代日本や近未来、異世界といった様々な舞台で描かれてゆく絶望。この物語に救いの「カミサマ」はいるのか。見たくない、しかし目をそらせない人間の本性をあぶり出す7つの連作短編集。実家に帰ったはずの友人、無人の遊園地で見た死体の正体、見張り塔での過酷な任務の真相、ストーカーvs盗撮魔、海面上昇後の世界と海賊ラジオなど、つい目をそらしてしまいたくなる人の嫌らしい一面を突きつけられる一方、SFっぽい短編にはまた違った趣もあったりで、良くも悪くもタイトルの意味を改めて考えてしまう絶望と希望が入り混じった短編集でした。2024/06/20

ざるこ

38
7篇。初読み作家。うーん。まず1話目「伊藤が消えた」まったく何も感じないというか…引き込まれるとこが皆無のまま、え?終わり?となってしまい。次!次!と読んだ2話目は、もうこれS.キングのあのピエロの映画やんってそれしか考えられず。4話目「見張り塔」で血生臭い緊張感が続いて夢中になりかけたが如何せん展開が読めるのが残念なところ。6話目「饑奇譚」の世界観は好き。『カミサマはそういない』らしく全体的に救いがなかったり気色悪さが目立つけど7話目「新しい音楽~」はホッとひと息つける感じ。まぁ、でも、うーん…。 2024/07/19

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