集英社文庫<br> マチズモを削り取れ

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集英社文庫
マチズモを削り取れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446500
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

路上、電車、学校、オフィス、トイレなど、日本の公共空間にはびこる〈マチズモ=男性優位主義〉の実態をライターが徹底調査!

ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位――「関係ない」はもうありえない。

夜道を歩くことの恐怖、通学・通勤中の痴漢被害、発言権を奪われる不条理……最も身近な日常の場面から、変わらないこの国の「体質」をあぶり出す。

【目次】
一章 自由に歩かせない男
二章 電車に乗るのが怖い
三章 「男/女」という区分
四章 それでも立って尿をするのか
五章 密室に他人が入り込む
六章 なぜ結婚を披露するのか
七章 会話に参加させろ
八章 甲子園に連れて行って
九章 体育会という抑圧
十章 寿司は男のもの?
十一章 カウンターと本音
十二章 人事を握られる
おわりに
文庫版あとがき
解説 金原ひとみ

【著者略歴】
武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『今日拾った言葉たち』『父ではありませんが 第三者として考える』『なんかいやな感じ』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなどの媒体で連載を多数執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。

内容説明

なぜ道を歩くだけで、電車に乗るだけで、家を借りるだけで、仕事のキャリアを築こうとするだけで、女性にはこんなに困難がつきまとうのか?日常にはびこる“マチズモ=男性優位主義”の実態を男性ライターが取材&徹底検証!ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎり最下位のこの国の「体質」をあぶり出す。個人として考え、社会の問題として捉え、私たちの未来のために問いかけていく全12章。

目次

1章 自由に歩かせない男
2章 電車に乗るのが怖い
3章 「男/女」という区分
4章 それでも立って尿をするのか
5章 密室に他人が入り込む
6章 なぜ結婚を披露するのか
7章 会話に参加させろ
8章 甲子園に連れて行って
9章 体育会という抑圧
10章 寿司は男のもの?
11章 カウンターと本音
12章 人事を握られる

著者等紹介

武田砂鉄[タケダサテツ]
1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。15年『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。16年、第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

102
武田さんの社会学視点でツッコむ勢い、そして決してひしゃげそうにない強かで鋭い舌鋒・筆鋒がすごーく好きだ。世に遍満する「腑に落ちない」ことを"腑に落ちる"まで噛み砕き」、「喉元に引っかかる」ことを、"喉に指を突っ込みえづきながら"も取り出して正体をしげしげと見つめる不条理や理不尽への反発心。本書は国家上げての男性優位社会維持体制擁護や無関心・麻痺に対する指南書でも解決書でもない。「削り取る」べきマチズモという"悪性腫瘍部"から目を背けず、個人として、当事者としてどうする!を突きつけ、まず自己変容を促すのだ。2024/07/31

68
ナツイチをきっかけに購入。残念ですが途中からギブアップして流し読み。女性を擁護する内容にはなっているものの、過去に女性が受けてきた酷い事件等読むのがきつかった。2024/07/03

GAKU

40
内容のいくつかには今まで気付かなかったが、この様な所にもまだまだ世の中男性優位社会が蔓延っているんだという事を知らされた。男性に是非読んで欲しい。それにしても銀座の鮨屋の話は、男性の私でも行きたいと思わなかった。まぁ、行く予定もお金もないですけどね(笑)2024/07/06

タルシル📖ヨムノスキー

28
2024年夏の文庫フェアお勉強パートの1冊。最近テレビも観ないしラジオも聴かないで本ばっかり読んでいるので、すっかり世情には疎くなり「マチズモ」という言葉すら初耳状態。これまでこういった問題に触れた小説やノンフィクションを読んだ時に書いてきた「そんなこと言うならレディースデイはどーなんだ?」という論調は、引用の引用になるけれど「トランプで花札のカードを出すようなもの」という言葉に鈍器で頭を殴られたような衝撃!そもそもキリスト教だって「女性は男性の肋骨から作られた」とか言ってるし…。なんて書くとこれも火種?2024/07/05

シキモリ

27
画一化された男らしさの価値観にずっと馴染めない私は、常々居心地の悪さを感じてきたが、世に蔓延る男性優位主義(マチズモ)の成れの果ては、既得権益に縋り、変化を拒む男たちの未練がましさの残滓でしかない。第十章「寿司は男のもの?」における高級寿司店の得も言われぬ気持ち悪さの解釈が特に秀逸だ。物言わぬ妙齢の女性相手にドヤ顔で講釈を垂れる中年男性の気持ちは生涯分かりたくない。体育会系の縦社会が美徳と言われた時代を過ぎた今、行き過ぎた順応はいつか身を滅ぼす羽目に成りかねない。違和感の種を手放さないことが変化の第一歩。2024/06/05

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