出版社内容情報
大学生日下は東海道本線の旅で人身事故に足止めされた。5年後、昔立ち寄った喫茶店主が殺され……。三路線奇跡のアリバイトリック!
内容説明
日下刑事は大学時代に「青春18きっぷ」を使い、東海道本線の旅に出た。その出発当日に2件の鉄道人身事故が起こった。5年後、日下がかつて旅の途中に寄った静岡県吉原駅の喫茶店店主が轢き逃げで死亡し、東京で音楽事務所社長が刺殺される。日下は、事件の繋がりを感じて十津川警部に相談を…。東海道本線、岳南鉄道、大井川鐵道の三路線を舞台に描く、十津川警部の名推理。長編旅情ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年に「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞、65年に『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞、2004年に第8回日本ミステリー文学大賞、19年には「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。鉄道ミステリーの第一人者。22年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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