集英社文庫<br> 黄色い夜

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集英社文庫
黄色い夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445909
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。ルイこと龍一は、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。『岩元先輩ノ推薦』『ぬらりひょんの孫』の椎橋寛氏による描き下ろしカバーで文庫化。

【著者略歴】
宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)

1979年、東京都生まれ。92年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。2010年、「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞(山田正紀賞)でデビュー。主な著作に『盤上の夜』(第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞)『ヨハネスブルグの天使たち』(第34回日本SF大賞特別賞受賞)『エクソダス症候群』『アメリカ最後の実験』(第29回山本周五郎賞候補)『彼女がエスパーだったころ』(第38回吉川英治文学新人賞受賞)『スペース金融道』『月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿』『カブールの園』(第156回芥川賞候補、第30回三島賞受賞)『あとは野となれ大和撫子』(第157回直木賞候補、第49回星雲賞(日本長編部門)受賞)『ディレイ・エフェクト』(第158回芥川賞候補)『超動く家にて 宮内悠介短編集』『偶然の聖地』『遠い他国でひょんと死ぬるや』など。

内容説明

東アフリカにあるE国内、荒野の果てに聳え立つ螺旋状の巨大な塔には無数のカジノが存在し、上層階では国家予算規模の金が動いているという。イタリア人のピアッサと共にその塔に潜入した日本人ギャンブラーのルイは、ニセ神父やテロリストらを相手取り、頭脳戦を繰り広げて賭けに勝ち進み、国王のいる最上階を目指す。彼の真の目的は国家転覆で―。スリリングなギャンブル小説、ここに誕生!

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年、東京都生まれ。92年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。2010年、「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞の山田正紀賞を受賞しデビュー。12年同作収録単行本『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、13年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、17年『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、18年『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞(日本長編部門)、20年『遠い他国でひよんと死ぬるや』で第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gelatin

6
★★★★(★ 面白かった~!宮内悠介本領発揮。異国情緒、賭け、コンピューター、そして絶望からの回復。中東の争いを見るにつけ、人類はどこに向かいどこにたどり着くのかと考えるけれど、それが全くの夢物語でなく、この現実に則してさらに仄かな希望に繋がればいいのにと願う。生きてこそ頭上に青空は広がる。黄色い夜を越えて。2024/01/12

イツキ

5
カジノで成り立っている国で、主人公が国そのものを乗っ取るため勝負に挑んでいく話。シンプルな勝負と短いながらも印象的な登場人物たちの背景が印象的。駆け引きやギャンブルのスリルを楽しむというよりギャンブルに関わることになってしまった登場人物の生い立ちや不安定さ、心情の描写がメインだと感じました。2023/12/09

縁川央

1
ハンターハンターの天空闘技場みたいだった。掲載されていた雑誌の枚数の問題もあるのかもしれないけれど、結構あっさり終わった。漫画っぽい作風だとたまに思うけど、やはりそういう影響はあるのだろうか。2023/11/30

■■■(伏せ字)

0
著書の本は初。楽しく読めた。テーマや人数に比して尺が短く、良く言えばサクサク、悪く言えば断片的という感じ。カネとチップの区別がない博徒の根無し草人生は、エンタメとして傍から眺めている分には気持ちがいいw 特に本作の主人公はあらゆる欲望から解脱した一種の超人として描かれており、バクチもの特有のサスペンス的ハラハラ感には乏しいものの、すっきりカラッとした読み味になっている。内省的・寓話的な着地点にも生臭さがなく、バクチものの読後感じゃないなこれは…w2025/04/18

Mits

0
この人が書く博打の話はやっぱり面白い。面白いんだけど、結局、ルイが何をやろうとしてたのかちゃんとはよくわからなかった。考えていることそのものは、理想としては理解はするけども…… ボーナストラックみたいな短編もいい感じでした。生きてたんかぃとは思ったけどw2024/01/13

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