集英社文庫<br> その扉をたたく音

個数:
電子版価格
¥616
  • 電子版あり

集英社文庫
その扉をたたく音

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年02月13日 23時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445862
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本屋大賞受賞『そして、バトンは渡された』著者の新たな代表作!
音楽と人が生み出す、たしかな希望の物語。

29歳、無職。
ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。
音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく――。

人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。

【著者略歴】
瀬尾まいこ
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、13年咲くやこの花賞、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。『君が夏を走らせる』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』など著者多数。

内容説明

ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、ギターの弾き語りに訪れた老人ホームで、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていき…。音楽と人が奏でる、確かな希望の物語。

著者等紹介

瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、13年咲くやこの花賞、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

280
『あと少し、もう少し』のスピンオフ第2弾。派生元作品を読んでおいた方が楽しめる部分もありますが、マスト条件では無さそうです。ほら儂、登場人物を名前で無く、行動や口調、雰囲気で判別するので。出だしのノリで、バスケやってたジローが主役かなって思った。でも何か違和感があるよねー。って思ったら、準主役の渡部くんの方かーい。主役の宮路くんは音楽の夢を捨て切られずぐだぐだしてしまった系の方。埋もれた天才サックス奏者を見つけてしまい、物語が始まるのですけど。ラストでも違う天才を見出して。その審美眼はどっちなんだろうね。2023/12/06

となりのトウシロウ

136
『あと少し、もう少し』の吹奏楽部の渡部くんが25歳になって登場。でも、主人公は29歳で無職、親からの仕送りで暮らす宮路。この宮路はミュージシャンの夢を捨てきれない癖にそのための努力は全くしない何ともダメなやつ。ギターの弾き語りで訪れた老人ホームで、渡部の吹くサックスに魅了され、通うようになる。入居者からは「ぼんくら」と呼ばれるが、やがて・・・。人生における楽しみとは何か、生きる希望を見出していく物語。全てが終わったような絶望を味わっても、「明日やその先に素敵なことが待っている事を知っている」いいお話でした2024/06/09

あすなろ

123
体が水を欲する位の勢いであの音を聴きたい。そんなサックスの音が開幕の音となった彼の独り立ちの物語。音楽と介護施設における触れ合いが彼を変えていく。純粋に爽やかでいい小説だと思った。僕から見れば甘ったれるなとは言ってしまうのだが。しかし、どんな青年も何らかの方法で大人になる。そんな過程が中編小説として綺麗に読み易く流れていて読んでいて気持ち良い一冊。2023/12/16

Kazuko Ohta

112
はたして瀬尾さんは朝ドラ『ブギウギ』のヒットを見越して本作をお書きになっていたのか。主人公の宮路は全くもってアカン奴。29歳無職で資産家の親のスネを齧り、「仕事がカネのためならば、俺は働く必要がない」などとのたまう。老人ホームで働く渡部のサックスに魅了されたのはいいとして、自分だけの都合で渡部を振り回そうとします。だけどまるで振り回されない渡部が凄くイイ。宮路のことが好きになれずに読むのをやめたくなるところ、瀬尾さんだもの、最後はちょっといい奴になって泣かされることが目に見えている。私の心も揺さぶられる。2024/01/01

ゴルフ72

105
どうやって感想を書こうかと思う。29歳就職もせず親の仕送りで何もせず音楽を趣味にして生活している宮路。そんなある日老人施設でギターの演奏をする。しかしそれは人生のターニングポイントだった。サックスを吹く渡部君に会った。爺さんや婆さんに会った。水木の婆さん、本庄さんとのウクレレ演奏指南・・・それはこれから先に進む宮地の人生に会った。君はもう「ぼんくら」」ではない。学び、そして見つけた優しさと強さに君の未来を見た。良い作品です。 2024/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21644016
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。