集英社文庫<br> のっけから失礼します

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集英社文庫
のっけから失礼します

  • 三浦 しをん【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445350
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

雑誌「BAILA」での連載に、紀州パンダ紀行など、大量加筆を加えた「構想5年!」(著者談)の超大作(?)エッセイ集。
タクシーで運転手さんと繰り広げられる面白トーク、漫画や三代目J Soul Brothers への熱き想い、家族との心温まるエピソード……。
ありふれた日常がこんなにも笑い(ときどきほろっと)に包まれているなんて!
当代きっての人気作家、三浦しをんワールドが炸裂する、抱腹絶倒の1冊。

<目次>

まえがき

一章 ニワトリはこっけ
善人の正体/美容時間の問題/もやしとぬた/あぶれる/黒いスーツの男/
「動かないもの」愛好家/一人の戦い/風邪より、宝塚/有名人愛/
グッドモーニング/赤面の理由/浮かれる/危険地帯テラス席/
夢を見るのもたいがいに/青(っぽ)い鳥/章末書き下ろし その一 理性はわりと不在がち

二章 取られるのはあっけ
DDの助手/声出していこう!/自分について相談したい/孤高の孤島暮らし/
危険な粉末/抜歯涅槃図/荒ぶる一家/詫びつづけの夜/なにごとも油断大敵/
未発見のニュータイプ/三つの愕然/心で伝わりあえたなら/別れの理由/
熱帯夜の効用/未知との遭遇/章末書き下ろし その二 すれちがいは細部に宿る

三章 幸いなるはもっけ
イベントとフィーバー/「水もしたたる」はシタルとは無関係です/愛の鞭/
生きるってなんだろう/まっとうなる市民の愉しみ/ファッションは愛と平和/
弱腰ダース・ベイダー/ぼんやりした世界/奔放なる人々との旅/まちがいにときめく/
招かざる客/きらめきの夏!/映画三昧/はじめての体験/
常識を超える体/年末年始は平穏/章末書き下ろし その三 絶頂を更新中

四章 おいしいのはほっけ
雪によって判明/非実在野球人生/ありがとう地球!/豊富な経験に基づくアドバイス/
黄色いボタンを押せ!/もんもんはいい男/危険な夏/発想の転換/たいらな世界/
うちのぼうや/ウキウキキウイフルーツ/虫と化す日々/のんびり南国宮崎の旅/
無常の味わい/四章書き下ろし その四 仲良しの儀式

あとがき

巻末おまけ もふもふパンダ紀行

内容説明

愛する漫画や宝塚、EXILE一族への熱き想い、家族との心温まったり温まらなかったりする交流、旅先でのあれこれ、タクシーで個性的な運転手さんと繰り広げられる会話、ふとしたきっかけから広がる壮大な空想…。なにげない日常のはずなのに、なぜだかおかしい。雑誌「BAILA」での連載5年分+αのエピソードがこれでもかと詰め込まれた、三浦しをんワールド全開の爆笑エッセイ集。

目次

1章 ニワトリはこっけ(善人の正体;美容時間の問題 ほか)
2章 取られるのはあっけ(DDの助手;声出していこう! ほか)
3章 幸いなるはもっけ(イベントとフィーバー;「水もしたたる」はシタルとは無関係です ほか)
4章 おいしいのはほっけ(雪によって判明;非実在野球人生 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

120
BAILAで連載中のしをんさんのエッセイ本。しをん節が凄まじく炸裂していて面白かったです。この人の文章、男らしくて飾らなくて本音トーク感が好きです。それでいてちゃんと読んでいると情景がしっかり頭に浮かんでくるから流石作家さんだなと思います。親不知を抜く話は大変すぎて怖かったです。しをんさんのご両親も好きになりました。2023/09/08

ぶち

99
雑誌『BAILA』での連載に紀州パンダ紀行を加えた「構想5年!」(著者談)の超大作(?)爆笑エッセイ集。なんでこんなに面白おかしい日常を送れるのだろう。愛する漫画や宝塚やEXILEへの熱い想い、家族との交流、旅先でのあれこれ、タクシーの運転手さんとの会話、ふとしたきっかけから広がる壮大な妄想…友達も家族も面白い人が多くて羨ましい。おとうさーん!そんなところにキウイ吊るさないで! それにしても、三浦さんの興味の守備範囲がなんと広く深いことか! 三浦さんの熱量に触れると、こちらの胸まで熱くなってきます。2023/12/28

あきぽん

88
三浦しをんさんの日常エッセイ。三浦しをんさんって女子校の文化部でモテモテな人がそのまま大人になった感じ。もちろん男性のファンも多いけど。現実をしっかり生きているんだけど、推しと妄想に溢れてる。やっぱりすごく沢山創作物を吸収してるんだなあ。2023/09/27

ひさか

80
BAILA2014年6月号〜20195月号掲載のエッセイ60編に書き下ろし5編を加え、2019年8月集英社から刊行。あとがきと追記を加えて2023年6月集英社文庫化。しおんさんの流れるような馬鹿話は、確かに抱腹絶倒。読んで損はないというかバナナの叩き売り的絶妙の口上に堪能します。2023/09/27

kyokyokyo3201

78
笑った笑った。「弱腰ダースベイダー」で思わず吹き出す。吹き出すって久しぶりだ。よく考えると大変な出来事もしをんさんの筆で軽妙さと滑稽さがプラスされて笑える体験に変化する。だんだん「まぁいいか」と肩の荷が降りるような楽しい読書であった。文庫版あとがきも面白く文庫装画(はっとりさちえさん)も素敵。2023/09/20

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