出版社内容情報
父の跡を継いで目明しとなった飴売りの少女みく。代々伝わる不思議な精霊が宿る十手を手に、大坂の町で起きる奇怪な事件に挑む!
内容説明
大坂の町で飴売りをしているみくは15歳の元気な女の子。目明しだった父が遺した文言と、夜な夜な人を襲う物の怪の噂を耳にして、修業中の身ではあるが愛用の十手を携え探索に乗り出した。実はこの十手、笛になっていて、吹くとイケメン大酒飲みの精霊が現れ、みくを助けてくれるのだ。クセの強いおとなたちを従えて、この世の怪異に立ち向かう健気な少女の大活躍。さあ、大捕物がはじまるよ♪
著者等紹介
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、ジャズミステリ短編「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第33回星雲賞日本短編部門、09年「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門、16年「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」で第47回星雲賞日本短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
73
またまた素っ頓狂な新シリーズ。ちょっと不思議な人物まで登場したりして、真面目なのか不真面目なのか…。いや、いたって真面目な捕り物帖物語だとは思いますけどね。大坂の町で笛を吹きながら飴を売っている15歳のおみく。目明しだった父親が殺された事件を追うためおみくは秘伝の十手笛を手に探索を始める。呼ばれて飛び出て…ではないが、笛から出て来るイケメン。それはないだろうと思ったら田中作品は読めません。これが当たり前だと思いながら読むから面白いのです。おみくを見守る者たちも一癖も二癖も。続編が楽しみ!2023/02/23
海猫
58
大坂が舞台の捕物帳、2話収録の開幕編。飴売りの少女おみくが亡き父の跡を継ぎ、目明しとなり不思議な力のある十手を手に事件に立ち向かう。捕物帳といっても起きる事件は奇想天外でフアンタジック。大入道が人を襲うようなものであったり、未来が見える少女が現れたり。それでも謎解きは筋道立ったもので読ませる。おみくの母が安楽椅子探偵的な推理を見せるのが一興。登場人物らの会話がテンポよく、まるで演芸を観ているかのような楽しさ。賑やかで陽気な雰囲気が心地良い。趣向が盛り沢山で面白く、今後もシリーズを読んでいきたい。続刊待ち。2023/06/21
み
22
何となく読了…、ちと楽しめず。笛から登場する精霊さんの扱いが、そっけなく。続作は読まないな。2025/01/03
ごへいもち
15
表紙のイメージどおりの元気な女の子が主人公で楽しめた2023/07/06
小梅さん。
15
捕物帳なのに、あのお公家さん風の方はどなた?と思ったら、そういうこと?!またすごいシリーズが始まって先が楽しみでならない。 おみくちゃんが、飴売りで生計をたててるので、聞き込みにそれを生かしてるのも好き。 おみくちゃん母のおぬいさんが見事な推察を見せてくれるのも素敵。 手下の2人もナイスキャラ。 嫌われ役が弥次喜多に一九のトリオってのも笑ってしまった。親分(作者)と一緒に東海道を進んだのかw 先が楽しみなシリーズがまた増えた。2023/02/26




