集英社文庫<br> 冴子の母娘草

個数:
電子版価格
¥638
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
冴子の母娘草

  • 氷室 冴子【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 集英社(2022/05発売)
  • 【ウェブストア限定】ブラックフライデーポイント5倍対象商品(~11/24)※店舗受取は対象外
  • ポイント 30pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年11月21日 07時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443936
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「母娘の闘いは、大変だ。笑えるくらい、愛が噛み合わないことがある」──町田そのこ
45周年名作復活

北海道に住む母と、ご先祖様のルーツを辿るため鳥取へと旅に出ることになった冴子さん。しかし二人の旅路はトラブル満載。更に、母との激闘の記憶が次々と脳裏によみがえり──。自立した社会人として生きたい小説家の娘と、「人並みの女の幸せ」を望む専業主婦の母。結婚や仕事、人生観をめぐる母娘の衝突と和解の数々を、笑いあり怒りあり涙ありで綴るパワフルエッセイ。待望の復刊。

内容説明

北海道に住む母と、ご先祖様のルーツを辿るため岡山へと旅に出ることになった冴子さん。しかし二人の旅路はトラブル満載。更に、母との激闘の記憶が次々と脳裏によみがえり―。自立した社会人として生きたい小説家の娘と、「人並みの女の幸せ」を望む専業主婦の母。結婚や仕事、人生観をめぐる母娘の衝突と和解の数々を、笑いあり怒りあり涙ありで綴るパワフルエッセイ。待望の復刊。

目次

ご先祖さま探訪ツアーはこうして始まった
母娘旅行はつねに戦場である
恋人と母親のグチの違いを考察する
ゴングはすでに鳴っていた
私はなぜ恋愛問題で常に冷静なのか、について
人間、いやいや人生いたるところ青山じゃなくて戦場あり
女はトイレで泣いて生まれかわるのだ
最終戦争前夜
そして娘は伝家の宝刀を抜いたのだった
母の詫び状
母と娘の細雪
娘が母に離婚をすすめるとき
退職した父よ、もはや娘はあなたの味方ではない
ご先祖さま万々歳!
毎度おなじみのおひらきで……
番外篇・そしてコンサートの夜

著者等紹介

氷室冴子[ヒムロサエコ]
1957年北海道岩見沢生まれ。藤女子大学国文学科卒業。「さよならアルルカン」で集英社の青春小説新人賞に佳作入選。2018年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

マホカンタ

31
小・中学生頃に夢中で読んだ氷室冴子さん。大人になるにつれて彼女の本を手にすることは少なくなり、訃報に触れた時は、私の少女時代が終わったような気持ちになった。そんな彼女の作品、ここ数年、復刊されているのを目にして、あの頃には手にしなかったエッセイを読んでみることに。30代、作家として脂がのり、バリバリ作品を世に出す筆者と結婚こそ女の幸せと信じて疑わない実母とのやり取りを、頭に血を上らせながらも作家ならではの冷静な観察眼で描かれることに何度も吹き出したり感嘆しながら読了。古いけど古くない文章は流石の一言!2025/08/15

ピンガペンギン

26
氷室冴子さんは若くして亡くなってしまわれた(1957年-2018年)。中学生のころにコバルト文庫の「なんて素敵にジャパネスク」を愛読していた。この本では、独特の軽やかな文体で、母との確執(母の結婚しろ攻撃とそれへの反撃。)、作家として成功するまでの苦労のことなどがつづられていた。特に面白かったのは、著者が大学生の時に姪を育てるのを手伝ったときに観察した赤ん坊の生態についての箇所。最近、うちで大人三人で赤ちゃんの姪を子守りしたばかりで、かなり説得力を感じた。2025/04/04

タカギ

21
新装版。昔の版にはイラストが入っている。えー、コレ、連載してたんだよね。私は半ば連作短編集を読んでいる心持ちだった。著者は母と3泊4日の母方の先祖の墓参りをメインに据えた出雲旅行に出掛ける。母娘の旅行はいつも波乱含み。今回も初っ端から母の飛行機が遅延して暗雲が…。氷室冴子の母がテレビで娘の結婚相談をしたというのは有名な話だけど、そのディテールが可笑しいやら悲しいやら。ホントに徹底して分かり合えないのに、たぶん愛はあるのがツライところ。どこを読んでもハッとする面白い気づきに満ちていて最高でした。2023/01/17

すばる

9
旧版の時もそうだったけど、ずっと苦笑いしながら読んでしまった。なかなかしんどい内容です。それでも全編に漂う優しさと辛辣さがいかにも氷室冴子。これからもどんどん氷室さんの本が復刊されますように。/カバーの著者紹介部分、逝去年が「2018年」に誤植されてます。正しくは2008年ですね。2023/01/05

ロピケ

6
大物が育つにはいろんな条件があると思うのだが、偉大な母、というか自信満々な母親という存在も重要条件になるのではないか…と改めて思った。札幌の大学に通う子供を尋ねて近所をウロウロしたら、氷室さんの母校、藤女子大学を発見してここに通われていたんだなあ…と感慨深かった。後で知ったのだけれど、歌手の中島みゆきさんもここの出身だそうだ。すごいお嬢さま2名輩出。それにしても、冴子さんは芯が強く、母親想いの優しい方だったなあと人物像がはっきり浮かび上がる作品でした。2022/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19686224
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品