集英社文庫<br> わるい食べもの

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集英社文庫
わるい食べもの

  • 千早 茜【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2022/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443639
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「いい食べもの」はもうたくさん!
気高き毒気が冴えわたる、異色の食エッセイ

WEB連載中からじわじわファンを増やし続けた話題作が、ついに書籍化!
幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界のフロントを駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。
「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。

【内容紹介】
●アフリカ時代に経験した、米とアイデンティティの関係性…「おかかごはん」
●お洒落カフェで体にいいメニューを選んだら「鳥の餌」になった話…「『いい』食べもの」
●映画『グラディエーター』における衝撃の食シーン…「パンを投げる」
●食い尽くすはずが「食われた」、尾道の思い出…「ひとり旅」 etc.

【著者プロフィール】
千早 茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。
2008年「魚神」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞受賞。
2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞受賞、直木賞候補。2014年『男ともだち』が直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補となる。
近著に『人形たちの白昼夢』『クローゼット』『正しい女たち』など、共著に『犬も食わない』がある。本書が初のエッセイ集となる。

内容説明

アフリカで体験した衝撃的な「ウニ」の記憶、表参道のお洒落カフェで身体にいいメニューを試したら「鳥のエサ」になった話など、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで、多彩にそしてちょっぴり偏屈につづる初のエッセイ集。「いい食べもの」の情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。

目次

モンバサのウニ
酔いの夜道
生きている卵
白い悪魔
蜂蜜レモン
カレーパン征服
エーデルワイス
嘘つきの大人
怪鳥のクリスマス
男の甘味道
かぼちゃ団子
果物を狩るけもの
節子の気配
ガリボリ系
魔の祭典
「いい」食べもの
暴食野郎
痛い飲みもの
食いだおれ金沢(前編)
食いだおれ金沢(後編)
花を喰う
月のバー
鍋ドン
パンを投げる
焼肉と虚ろな女
ひとり旅
大人の拒絶
なますにしてやる
茶の時間
怒りの入院食
かなわない人
溶けない氷
社食体験
猫と泣き飯
おかかごはん
隠れ食い
「海のものと山のもの」
Mind your own stomach
恩師の蕎麦
茄子肌
食べちゃいたい

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごす。2008年『魚神』(「魚」改題)で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞受賞、第150回直木賞候補。14年『男ともだち』が第151回直木賞候補、第36回吉川英治文学新人賞候補となる。21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

72
千早茜さんが描いた初めてのエッセイ。食のエッセイのスタイルをとっているものの、食以外のことが上手く描かれていました。千早茜さんが小学生時代をザンビアで過ごしたのに、なぜ作家になれたかがわかりました。また、千早茜さんの意外な愛読書と、その本に関係した作家としての信念がわかりました。ご主人が料理人ということや、本人がケーキ屋さんで働いていたこともわかりました。「わるい食べ物」はシリーズ化しているそうです。まだまだ粗削りですが、エッセイでしか伝わらない、大切なことが描かれている当たりの本でした。2023/10/13

tenori

58
これはいいぞ。悪いたべものね。そうそう、着色料とか添加物とか遺伝子組み換えとか。な、訳がない。千早茜がそれらを題材にエッセイにするなんて読みたくたいもの。小説に織り込まれる食に対する描写が心憎いばかりの千早さん。やはり食べる行為をとても大切にされている方でした。「美味しんぼ」の海原雄山を敬愛し、至高のものを求めていると言いながら、その本質は好きなものを食べ、嫌いなものは食べないというシンプルなもの。ユーモアたっぷりで小説とは違った一面も。北澤平祐さんのイラストも善き。2022/10/10

煮豆

30
マリエで初めて千早茜さんの作品を読み、食べ物が美味しそうでこちらも手にとった。千早さんは食べ物への熱量がとんでもなく高く、幼い頃から食べ物に対する考えがユニークで特別な感性があることが垣間みれる。幼少期を海外で過ごし作家になった人はこんなに感受性豊かなのだろうな、一般人が簡単に作家にはなれない訳だと妙に納得した。本書によると『わる食べ』シリーズは第3弾まである。絶対に読む!エッセイでそこまで惹かれることはほぼないがこちらは間違いなくヒット!美味しそうなのが良いんではなくて、千早さんそのものに惹かれた一冊。2023/11/23

しーふぉ

23
千早さんの小説は何冊か読んだことありますがエッセイは初。ほんタメのサイトウアカリさんが千早さんラブなのが読んだ理由かもしれない。今までエッセイは朝井リョウ、三浦しをん、大宮エリーなど笑えるおバカエッセイが好きでしたが、おバカではないこういう常識的なエッセイも良い。2023/07/05

奏市

20
食のエッセイはあんまり好みじゃないんだけど、「わるい」とついたタイトルに惹かれて、また最後に著者と対談されているイラストレーターの表紙にも何がしか惹かれて読んだ(津村記久子さんの『浮遊霊ブラジル』の人と知り、なるほど)。そんなにわるそうな食べ物ばかりではなく、食に対する著者の拘りの強さを感じた。果物を食すことは「狩る」ことだと。皮を剥ぐところからが楽しみでカットフルーツはすでに果物ではないとの事。酒に合うかが基準でその点ラーメンには興味ないらしい。著者の生立ちや京都愛も伝わり食一辺倒じゃないのも良かった。2022/08/12

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