集英社文庫<br> 8050問題―中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語

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集英社文庫
8050問題―中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443110
  • NDC分類 368
  • Cコード C0195

出版社内容情報

推計61万3千人。深き苦悩を見つめた、
希望と救いのノンフィクション。

「8050問題」とは、80代の親が50代のひきこもりの子を抱えている家庭、そしてそこから派生する問題を指す。
1990年代後半から顕在化してきた若者のひきこもり問題が、解決せぬまま長期化。
親が高齢者になるとともに当事者が中高年に達し、今、深刻な社会問題として浮上してきている。
本書では、当事者や家族、支援者に密着取材。
その現状や心理をリアルに描写する。彼らはどこでつまずき、何によって光を見出したのか。
その格闘の姿を伝える、希望と救いのノンフィクション。

●山田ルイ53世さん(漫才師「髭男爵」、6年間ひきこもり) 激賞!

本書で描かれるのは、7つの家族の物語。皆一様に、“普通"から滑落した人々だ。
そこからの再生、“ルネッサンス"の物語でもあるが、その歩みはあまりに弱々しく、輝かしいものではない。
しかし、長い間「社会と関係ない人間」だった筆者には、痛いほどわかる。踏み出した一歩の偉大さも、それが半ば奇跡だということも。
彼らを知れば、「8050問題」はすべての家族に起こりえるリアルな“将来"の1つであり、にもかかわらず差し伸べられる手の少なさに愕然とする。
かつて“当事者"だったことを盾にとり、不謹慎な物言いをお許しいただこう。
本書は「面白い読み物」。
絶妙な距離感で取材対象と接し続けた著者が、丁寧かつ情熱的に書き上げた一冊……「ひきこもって」一息に読み終えることをお勧めする。

【著者プロフィール】黒川祥子(くろかわ しょうこ)
ノンフィクション作家。福島県出身。東京女子大学文理学部卒業。
2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』で、第11回開高健ノンフィクション賞受賞。
近著に『子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち』『「心の除染」という虚構 除染先進都市はなぜ除染をやめたのか』
『県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』『PTA不要論』、共著に『WHO I AM パラリンピアンたちの肖像』。
橘由歩名義で『「ひきこもり」たちの夜が明けるとき 彼らはこうして自ら歩き始めた』がある。

内容説明

80代の親が、50代のひきこもりを抱え込む―ここ数年大きな社会問題として取りあげられている「8050問題」。社会に適応できず苦悩を抱える当事者や、好転しない状況への対応に悩むその家族。しかし、社会的受け皿もままならないのが変らぬ現状だ。何とか解決策を見出したい―。七つの当事者家族、そして支援者に密着し、著者の強い気持ちが込められた救いと希望を見出すノンフィクション。

著者等紹介

黒川祥子[クロカワショウコ]
1959年生まれ。福島県出身。東京女子大学卒業後、弁護士秘書、ヤクルトレディ、デッサンモデル、業界紙記者などを経て、フリーライターに。家族の問題を中心に執筆活動を行う。2013年『誕生日を知らない女の子 虐待―その後の子どもたち』で第11回開高健ノンフィクション賞を受賞。また、橘由歩の筆名でも著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

87
80代の親が50代の引きこもりの子供を抱える「8050問題」。実に重い話である。何故一見幸せそうであった家族がそうなってしまったのか?多くの場合はそもそも親子のコミュニケーションが歪であった場合がほとんどだ。暴力、無視、あるいは過干渉…。身近な存在である親子でさえこんな関係であれば他人と良好な関係を築く事など難しいであろう。もちろん良い方向に向かっていくように国や自治体、周囲の人達が支えていかなければならないのだが、そこまで面倒を見ないと人間は生きていけないのかと思うと複雑な気持ちになる。★★★★2022/02/03

エリ本

10
「ひきこもり」と一言でいっても一人一人状態が違う。精神疾患を患っている人、発達障害を伴っている人、対人関係や社会から心的外傷体験を受けた人。親が甘やかして金銭の援助をしているという単純な背景ではなく、もっと複雑な心の傷を負ってる人が多いことを知りました。こういう人達を受けいれられる社会であってほしいです。2021/11/27

sakichi

3
人生、どこで折れるか渦中の人にはわからないものだからね。2021/11/07

くらーく

2
引きこもりの中高年と同じ世代。キーワードは共依存か。どれも、悲惨な事例だし、あとがきを見ると、ほとんど状況は変わらず。親が年を取って、亡くなっている事例がちらほらですかね。それにしても、ここで取り上げられている親に真っ当な親がいないように見えるのはなぜだろうね。特に父親。自分の子供もきちんと育てられない、子供の気持ちも分からない体たらくなのに、会社ではそこそこ出世して高給を稼いでいた。日本の組織体(企業)は、おかしかったのかねえ。。再生物語って言うけど、これで再生?厳しいなあ。時間は取り戻せないものねえ。2023/03/12

takao

2
80代の親が50代の引きこもりの子どもの面倒を見ざるを得ない。2022/01/18

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