出版社内容情報
料理好きの引きこもりマッチョが作って食べて事件を解決! 安楽椅子探偵と個性的なキャラクターが大活躍。人気青春小説、続刊!
内容説明
天才的な推理力を持つ引きこもりマッチョの清田夏輝と宅飲み仲間になった小金井晴太は、大学の会報誌の中に奇妙な手記を発見する。三十年近く前に鹿児島を襲った水害について、十八歳になる学生がその場にいたかのように仔細に綴っていたのだ。違和感を覚えた晴太は、夏輝に事情を話すと!?安楽椅子探偵が料理を振る舞いつつ、どんな謎も見事に解決。個性的なキャラクターが大活躍の青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぷー
17
夏輝の交友関係と料理のバリエーションが広がりそして心境に変化が見られる。そのきっかけとなった謎解きは、30年前の鹿児島での水害を体験したその思いを書き込んだ会報誌の手記。なんと18歳の学生のもの。えっ、18歳が30年前のことを体験したと。聴講生の1年生、上曽山ミチエ婆さんは間違いなく18回目の誕生日を迎えたばかりでした。切ない思いが託されていた。夏輝と小春の姉の秋音が訪ねてきて、夏輝は実家に柔軟になりかけているのか?バイトに励む学生の姿は嬉しい。本場薩摩揚げと薩摩汁を食したい。2021/10/19
きょん
16
今回も美味しそうな鹿児島地元料理など盛り沢山。さつま汁って初めて知りました。そして、その中で少しずつ成長していく大学生たちが眩しくも頼もしい。ザ姉キャラな清田家次女も登場したので、長女も登場しないかな。夏樹くんの里帰り編も読んでみたい。2021/05/27
ざるめ
14
どんどん広がる夏輝の世界(^^)交友関係の広がりに伴い、料理の腕も上がっている(゜ρ゜)バイトもしているし、大学生活はこうでなくっちゃ♪小金井くんの恋も微速前進中?(*^.^*)と思っていたら、最後に…ヾ(*≧∀≦)ノ゙あーっ鹿児島観光行きたいなー!夏輝の料理食べたいなー!(>.<)とりあえず薩摩汁作ろうかな(^-^;)2021/10/10
なりぶぅ
5
本日2冊目も美味しい本。歳上の同窓生の切ない話もあったけれど、相変わらず温かい人々の集まりでほんわかする。鹿児島に住んでいるもので、地名や地理にも馴染みがあるからなお読みやすいし。個人的には南九州市の釜蓋神社もいいけれど、同市の番所鼻公園の方が好きかな。今年もコロナの影響でサマーナイト花火は残念ながら中止だった。それにしても夏輝の料理は本当に美味しそうで、読んでいるうちにお腹が空いてきちゃったわ。2021/09/22
ふたば
5
誰かうちに来て、美味い飯を作ってくれっ 『とんこつ』食べたい~(≧◇≦)2021/06/06