出版社内容情報
このアンソロジーは『おもしろいお話の見本市』。恋愛をテーマに、面白い短編を厳選しました。是非、手に取ってみてください。
内容説明
このアンソロジーは、いわば“新時代恋愛小説”の見本市。誰もが知る作家や新進気鋭の作家が、恋愛をテーマに腕によりをかけた短編ばかり。三人の男女の間で揺れ動く“厄介すぎる”感情を描いた作品や、予測不能の異世界転生ファンタジーなどなど、よりどりみどりの全6編。この一冊で今までにない「新しい恋のカタチ」をあなたは知ることに。さあさあ、まずはお手に取って見ていきませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
40
上遠野浩平さんのしずるさんシリーズが収録されているので購入。ナオっちさんは確かに恋をしてるといえばしてる…というのは、ソウルドロップシリーズ読めばわかるのですがこういうアンソロジーだと初見の人もいるからなかなかわからんよなぁって思いつつ…。目当ては上遠野さんでも普段読まない作家さんを読めるのもアンソロジー系の強み!乙一さんがまさか異世界転生もの(珍しい異世界の人が現代に転生)を書くとは。乙一さんはなろう系を狙った書き方にしようとしてんだけど世界観やその描き方は一枚も二枚も乙一さんが上手だ。2021/06/13
ネムコ
35
恋愛物が苦手です。その私がなぜこの本を買ったかというと、好きなシリーズの小品が収録されていたから。手に取って一番にそのお話を読んでしまったけど、さて他のお話は読めるかなぁ~?と全然自信がなかったのですが、読み始めたらするする読めてしまいました。面白い💕 こんな恋愛小説もあるんですね。レンアイ小説が、苦手な方にオススメです。2022/04/10
kou
35
乙一さん目当てで読んでみた。ベテラン作家の描く転生勇者は、やっぱひと味違う(笑)。短編じゃなく、長編で読んでみたかった!!2021/06/30
みなみ
32
恋愛をテーマにしたアンソロジー。斜線堂有紀さんと初野晴さんが目当てで読んだけれど、はじめましての作家さんの作品も含めて、甘酸っぱい青春や一筋縄ではいかない恋愛を感じられて面白かった。「君が作家だと知る三ヶ月」のなかの「小説のおかげでほんの少し気持ちが上向いた、些細でも自分にとっては天と地がひっくり返るくらい劇的な変化だって」という言葉が心に残った。2022/05/15
ひさか
32
6つの短編を2021年3月集英社文庫刊。単純な甘々の話では無く、いずれも素敵な世界観のひねりのある話ばかりでした。スケールが大きく、かつとてもプライベートな世界の秋田さんの話がいちばん好きです。2021/06/16