集英社文庫<br> 猫がいなけりゃ息もできない

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集英社文庫
猫がいなけりゃ息もできない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087441987
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大反響のWEB連載、待望の文庫化!
小説家と愛猫との最後の一年をつづった、心ふるえるエッセイ。

――もみじ、もみじ、愛してる。早く着替えて、また戻っておいで。(本文より)

房総・鴨川での田舎暮らしを飛び出して約15年。
度重なる人生の転機と転居、波乱万丈な暮らしを経て、軽井沢に終(つい)の住まいを見つけた著者。
当初2匹だった猫も、気づけば5匹に。
中でも特別な存在は、人生の荒波をともに渡ってきた盟友〈もみじ〉。
連載のさなか、その〈もみじ〉が、ある病に侵されていることが発覚して――。

著者と猫たちが出演したNHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」も大きな話題に。その撮影秘話も明かされる。
Twitter上で共感・感動の嵐が巻き起こった大人気エッセイ。
愛くるしい猫たちの写真も満載!

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書くことは「痛み」を自覚する行為であると同時に、
「悼み」を表明する唯一のよすがでもある。
そのような場所で、村山由佳さんは書いている。
猫たちとの生活エッセイとして始まった「ねこいき」は、
連載を重ねるうちに、存在と存在がぶつかり合い、
生と死を架橋するLive=Lifeドキュメントへと
大きく変容を遂げた。交感する魂の記録である。
――文芸評論家・榎本正樹氏
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著者プロフィール
●村山由佳(むらやま・ゆか)●
1964年東京都生まれ、軽井沢在住。立教大学卒業。
1993年『天使の卵―エンジェルス・エッグ―』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。
2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。
エッセイに『晴れ、ときどき猫背』など、近著に『放蕩記』『嘘 Love Lies』『風は西から』『ミルク・アンド・ハニー』『風よ あらしよ』などがある。

内容説明

人生の節目にはいつも猫がいた―。房総・鴨川での生活から一匹の猫を連れて飛び出した著者は、度重なる転機と転居を経て、軽井沢に住まいを見つけた。気づけば猫は五匹に。中でも特別なのは、人生の荒波を共に渡ってきた盟友“もみじ”十七歳。しかし彼女に病気が発覚し…。最愛の猫との輝ける日々と、ただ悲しいばかりではない看取り。WEB連載時から大好評の、魂が震える猫エッセイ。

目次

1 猫のいた日々、いない日々(まさかの五匹目;猫、禁止令;もみじとのふたり暮らし;まぶしすぎる夜;三ヶ月って、なに;いのちの意思)
2 住まいと、猫と、恋愛と(近しいいのち;猫に「忖度」はない;幸せの基準)
3 見送る覚悟(「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」;じたばたするのは人間だけ)
4 いつか、同じ場所へ(最後の手術;もみじは知っていた;病院で明かす一夜;優しい人びと;船出のしたく;最高の供養;最後の挨拶;「初めまして」ちゃうで;痛みが薄れてゆくのは;もみじは、生きてゆく;そこに在るのに見えていないもの)
つぶやきの記録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

262
オープニングで御尊父様が急逝して、残された青磁くんを引き取る事になってね。全部で5匹になった所から始まるんですね。だから5匹との暮らしについて語られると思うじゃ無いですか。そこから遡り、それ迄の愛猫達との関わり等をザッとさらってね。それからは殆どを17年と10ヶ月間の苦楽を共にしたもみじちゃんの事に費やすと。ねこが飼い主と意思疎通する。一方的に理解している様に感じる不思議分かります。特に闘病する最期の数ヶ月に頁が割かれていてね。由佳さんの献身と、儂自身の愛猫への想いが交錯して胸に迫るものがありますよ。2023/11/15

小梅

119
2021年、猫本2冊目。今はTwitterでフォローしているが、当時はまだTwitterをやってなかったので知りませんでした。もう号泣号泣。相思相愛な人間と猫。2021/02/19

ふう

103
飼っていた猫によせる思いにあふれた本です。もみじ、17才。とくに口の中に癌が発症してからの、もみじの頑張りと動物病院の先生の懸命な治療、何より作者の献身的な愛情に胸を打たれました。わたしも昨年秋にアイコンの猫が肺炎になり、毎日通院しました。夜は隣で寝ました。峠を越えたとき、どんなにうれしかったか…。小さな命がくれる豊かな時間。心を通い合わせて愛されて、もみじは幸せな猫でした。2021/01/25

ぶんこ

53
「私にとって彼女は、誕生の瞬間から見守ってきた子どもであり、変わらぬ愛情を注いでくれる庇護者であり、唯一無二の戦友であり、信じるに足る同志であり、誰より愛しい恋人であり、文字通り、半身であったのだ。」「おおかた18年もの間ずっとそばにいて、できそこないの私を世界でいちばん愛してくれた。」そして、もみじの言いぶんとして「いつかもし、縁あって次のコを迎えることになった時は、うちの代わりやのうて、そのコとして可愛がったって欲しいねん。」この言葉だけで感無量。特に最初の結婚の途中から一緒にいてくれたことが救い。2023/01/09

Kazuko Ohta

34
今から自分が書こうとしていることをわりと最近そっくりそのまま書いた気がすると思ったら、角田光代さんの『平凡』を読んだときのことでした。十数年飼っていた猫が亡くなったときを思い出します。「あと1週間の命です」と病院で言われた帰り道、ケージを抱えて母とわんわん泣きました。もうどこにも力が残っていないはずだった死ぬ前日、よろよろと見納めのように庭をぐるり一周していたわが家の猫。翌朝、どうやってたどり着いたのか、両親の枕元で息を引き取っていて、今度は家族で号泣。猫が人になつかないなんて絶対ウソ。やっぱり猫が好き。2021/02/15

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