出版社内容情報
若き夫婦が活躍する時代小説。江戸に横行する犯罪の話から将棋会所の子どもたちの微笑ましい話まで、人気シリーズますます充実!
内容説明
江戸は下町、黒船町に相談屋と将棋会所を構える信吾。世の人の役に立ちたいと、19歳で料理屋の相続を放棄し独立。相手を取り込む生来の魅力と危機を切り抜ける機転で何とか続けられている。妻、波乃を迎え「めおと相談屋」とし、順風満帆、と思いきや…。若き夫婦が岡っ引の権六に世間の厳しさを教わる話、将棋会所の子供達が信吾にある交渉を持ちかける話など、今回も目が離せない痛快青春時代小説。
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍兄侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
62
めおと相談屋になったので少し雰囲気が変わったことに困惑している読者なのである。よろず相談屋時代には「ご隠居さん」と似た雰囲気があったけれど、それがなくなってしまって少し寂しい。2020/09/22
ち~
30
シリーズを重ねる毎に益々面白くなるシリーズ!【女房喰い顛末】卑劣な武家相手に、どうする、信吾?と思いきや…権六親分の覚悟の落とし前!【将棋指し】席料値下げ交渉する子供達と対峙する信吾。「将棋は誰もが同じ立場で」どちらにもプラスになる解決。【付き纏う数】名前にまつわる数字に囚われた男!信吾まで囚われそうに…面白かった!【運も力だ】ワケありカップルの結婚に力添えする信吾と波乃。解決したのは…2021/05/28
らび
23
めおと相談屋メインの4編。どれも話を聞いただけのような、いつもの相談屋ですがタイトルと違って主が将棋会所だっただけにこちらが本筋なのでしょう。でも寂しくもあり。めおと・・となるとこれからも夫婦で相談屋かな。子どもたちとの席料交渉が面白かったです。2020/11/28
サケ太
19
強かな夫婦が面白い。子どもたちによる値下げ交渉は楽しかった。2020/10/02
Hisasi Hasida
16
新吾クン、なんか理屈っぽくなったんちゃうッ!! って、思ったお話。。。2021/02/15