集英社文庫<br> エピデミック

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エピデミック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 640p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087441376
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

死に至る肺炎を引き起こす謎の感染症が東京近郊の町で発生。パンデミックを防ぐため、疫学者たちが立ち向かう。まさに予言の書。

内容説明

東京からほど近い海辺の町で、死に至る肺炎を引き起こす謎の感染症が発生!重症患者、死者までも急増し、選りすぐりの疫学チームが現場に入るが、なかなか感染源は特定できない…。感染拡大により医療だけでなく行政がきしみ、市民生活が崩れかけるなか、世界的なパンデミックを防ぐために疫学者たちが立ち向かう。緊迫の10日間を描く、アウトブレイク小説。まさに予言の書、緊急復刊!

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒業。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

71
2007年作品。コロナ禍を経た今読むとそのリアルさに驚く。そう、こんな感じだった・・・。海辺の街で発生した疫病の正体は?感染源は?様々な事実を積み上げ感染源に迫る疫学的アプローチは、よくできた推理小説のようでぐいぐい読める。原因となる病原体の特定を目指す学者たちとの対比も興味深い。病が露わにした高齢化が進む地域の脆弱性と悲惨さも深刻。最終的には突出した能力を持つ人々の活躍で、あらゆる伏線が回収され事態は終息。わかりやすいけどちょっと平板な印象も。個人的には、今どきの若者ヘタレの小堺くんのその後が気になる。2025/06/07

goro@the_booby

53
07年に書かれた未知の感染症に挑む疫学者たちの物語。コロナ禍となってみればこの物語の展開も身につまされる思いだけれど、15年前での状況ならまだこれほど現実味を帯びた気はしないで読了したのでしょう。「夏の災厄」「首都感染」ときてこの「エピデミック」、つくづく作家の方は敏感だなと思う。このCOVID-19でも疫学者の方々の働きが誰にも知られず行われているのでしょうね。2022/01/07

kinnov

42
コロナ禍より10年も前に、ウイルス感染と疫学との闘いに焦点をあてた作者の眼に感服する。『川の名前』や『夏のロケット』など他にない視点でテーマを切り取り、心に響く物語として纏める作家としての感性と、科学的な思考に基づいたクールな判断とが成立させたエキサイティングな一冊だ。現実の疫学がこんな風に順調に進む事もないだろうし、コロナで露呈した政府の無能さ、安穏と暮らしてきた人々の愚かさは、作品内で展開される想像以上に醜い物だったのは笑えないが、人の行動への希望は残った。良作。2024/07/29

てつ

41
今世界中で起きていることを予言したかのような小説。結末があっさりしすぎていて感傷的なのは欠点なのか。いろんなことを教えてくれるよい本であった。2021/04/08

hisa_NAO

20
アウトブレイク=集団発生、エピデミック=流行、パンデミック=世界的な大流行。 COVID-19パンデミック渦中で、エピデミックの小説を読む。 関東南部の半島にあるT市で、強烈な肺炎を引き起こす感染症が発生。感染症と戦うフィールド疫学者・医師たちの戦いを描く。 フィールド疫学:集団感染を制御すること。時間・場所・人を見ていく。(病原体)の元栓を探して締める。 wikiでは、「疫学は、個人ではなく集団を対象として病気(疾病)の発生原因や流行状態、予防などを研究する学問。」 小説としては、ちょっと散漫な印象。2021/02/15

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