集英社文庫<br> 日報隠蔽―自衛隊が最も「戦場」に近づいた日

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集英社文庫
日報隠蔽―自衛隊が最も「戦場」に近づいた日

  • 布施 祐仁/三浦 英之【著】
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  • 集英社(2020/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087441048
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

結局すべてがウソなんじゃないか──。
「南スーダン日報問題」に挑んだ調査報道ノンフィクション

第18回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」受賞!

自衛隊に駆け付け警護が付与された南スーダンPKO。
在野のジャーナリストによる情報公開請求に端を発した疑惑は、
防衛大臣など最高幹部の引責辞任という前代未聞の結末を迎えた。
現地の状況を記した「日報」はなぜ隠されたのか。
首都ジュバでは、一体何が起きていたのか。
この問題は我々に何を問うているのか──?
公開請求を行なったジャーナリスト・布施祐仁と、
南スーダンに14回潜入した特派員・三浦英之。
政権を揺るがした「南スーダン日報問題」の内実に、
気鋭のジャーナリストが連帯して挑む、調査報道ノンフィクション!

●直感的に、「ありえない」と思った。
自衛隊にとっても重要な日報が半年も経たずに廃棄され、
防衛省に存在しないなんて、常識的に考えられない。
こんなに短期間で廃棄されてしまったら、
国民は自衛隊のPKO活動について何も検証できないではないか──。(布施祐仁)
●目の前に広がったのは自衛隊宿営地の全景。
ポールに日の丸がはためき、自衛隊員が車に乗り込んだり、
会話をしながら道を歩いたりしているのが肉眼でもはっきりと見える。
ロケットランチャーを撃ち込まれれば、
間違いなく多数の死傷者が出ただろう──。(三浦英之) <本文より>

おわりに 三浦英之

【著者プロフィール】

●布施祐仁(ふせ・ゆうじん)
1976年、東京都生まれ。ジャーナリスト。『ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店)で平和・協同ジャーナリスト基金賞、日本ジャーナリスト会議によるJCJ賞を受賞。著書に『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)、『経済的徴兵制』(集英社新書)、『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』(伊勢崎賢治氏との共著/集英社クリエイティブ)など。現在、「平和新聞」編集長。

●三浦英之(みうら・ひでゆき)
1974年、神奈川県生まれ。京都大学大学院卒業後、朝日新聞社に入社。東京社会部、南三陸駐在、アフリカ特派員などを経て、現在は福島総局員。2015年、『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』(集英社)で第13回開高健ノンフィクション賞を受賞。著書に『水が消えた大河で─JR東日本・信濃川大量不正取水事件』(現代書館)、『南三陸日記』(朝日新聞出版)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やんちゃジジイ

35
諸悪の根源。それは安倍政権にあった。ここから数多の隠蔽、改竄、捏造、虚偽答弁、忖度が始まるのである。そんな安倍政権には必ずしっぺ返しが待っている。2020/06/26

人間

9
南スーダン大統領とその派の民族(政府軍)、紛争の相手は元副大統領とその民族。国連PKOは政府軍の要請に基づいて派遣されているものの、政府軍は市民を虐殺したり、国連軍とも撃ち合ってる。これでも日本政府は「武力紛争は起きていない」としらを切り続けた。自衛隊海外派遣の意味を考え直させられた。布施・三浦両著者が言うように、武力を送るのではなく、憲法九条の下で紛争解決の手助けをする道を探るべき。元より隠蔽体質の政府下にあっては、本当の議論などできようはずもなく、まずは情報開示をさせるよう関心を持ち続けることが必要。2022/01/05

あや

6
ずっと読みたかった本の待望の文庫化。石橋湛山賞も受賞のノンフィクション。文庫の帯には「安倍政権の嘘を暴く」とある。三浦英之さんと布施祐仁さんの共著。日本の報道の実相と南スーダン現地のリアルの公開書簡のようなスタイルを取る。「武力衝突」なのか、あるいは「戦闘」なのか。日本にいてはファクトを掴みづらい。実際にあったのは陰惨な内戦、何の罪もない方々の殺戮やレイプや略奪であった。内戦を食い止めるには武器が必要である。2020/10/20

みなみ

6
日報は絶対隠されていて出てくると思っていたら本当にそのとおりだった。当時のことを思い出しながら読む。こんな無茶苦茶なことをやったのに、今でも稲田朋美は健在だ(御本人の意識は変わったところもあるようだが…)。三浦氏の伝える南スーダンのルポは凄惨だ。なのに政府は、自分たちに都合のいい言葉遊びで自衛隊を危険な任務に派遣していた。3年経ってもこの国の中枢は変わっていない…2020/06/05

yone

6
生々しい三浦氏のアフリカ南スーダンのルポと、あまりに空虚な日本の政権、防衛省組織を捉える布施氏のルポが交互に描かれる。Tシャツにさんだるすがたの14,5才の少年達が機関銃を撃ちながら攻撃した時に自衛隊は反撃し、彼らを撃つ事は出来ないだろうという言葉は非常に重い。PKO派遣とは何かよくよく考えなければ。そして安倍は早く辞めさせなければ。2020/05/06

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