出版社内容情報
アイドルをプロデュースする。夏美はカエデを初めて見たときに心に決めた。少女たちのリアルな心情が胸を熱く打つ青春群像劇。
内容説明
初めて行ったアイドルのライブで、メンバーのひとりである楓に一目惚れした夏美は彼女をプロデュースすることを決める。グループの電撃解散後、夏美のアイドルユニットに入る楓、女装好きの男子でアイドルになりたい翼、訳あって天界から人の世界に来たと思っている瑞穂、容姿にコンプレックスがある愛梨…それぞれの内面を描く鮮烈さNo.1青春長編小説。
著者等紹介
渡辺優[ワタナベユウ]
1987年宮城県生まれ。宮城学院女子大学卒業。2015年『ラメルノエリキサ』で第28回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
72
見かけると買ってる作者の作品。地下アイドルと彼女らを取り巻く人たちのお話。おそらく私と同い年の夏美、たまたま行った地下アイドルのライブで突然アイドルに恋におちる。そしてプロデュースをすることになり。。。ずっとアイドル好きでプロデュースするのかと思ったらいきなりだなぁ。なので最後の章『リピート』の結果は納得だけど、最後にタイトル、グループ名それかよ!解散しといてよかったそしてまたか!楓さん、もうほっといてあげて。。『アイドル』のアイリと小宮山のエピソードが好き。うん、楽しかった!2020/09/24
ちょこまーぶる
51
楽しかった一冊でした。地下アイドルのプロデュースを始めたOLさんの話ですが、成功物語ではなくてデビューできなかったけど、確実にアイドルを目指す子たちの様々な道へ進む成長過程を垣間見れたことが楽しかったです。僕の青春時代も昭和のアイドル全盛時代だったので、オジサンになった今でもアイドルという存在は気になります。でも、華やいだ 世界の裏には様々な物語があるのは当然だけど、読んでいくといつの間にか応援している自分がいるんですよね。まぁ、それがこの世界の醍醐味なのかもしれませんね。2024/12/03
ゆなほし
35
現役アイドル、アイドルになりたい者、アイドルをプロデュースする者…それぞれの内面を鮮烈に描く長編小説。私自身、アイドルやそれを構成するアイドル文化が好きな為、親しみやすく読めた。数あるアイドル小説の中でも、特に等身大であるという点では抜きん出ているように感じる。アイドルというのは、ステージ上での生態なのであって、彼女達もやはり人間である事に変わりは無いのだ。本書に出てくるアイドル達は、様々な社会的背景を抱えていて、でもそれが彼女達をアイドルたらしめている。その心理描写が憎いほど上手い。アイドルって良い。2020/05/05
RASCAL
25
職場の友人に誘われ訪れたライブで地下アイドルにはまった40代OL・夏美(リフト)が自らアイドルグループをプロデュース、メンバーは、所属していたグループが突然解散、行き場をなくした23歳の地下アイドル・楓(リミット)、女の子よりかわいくなることを目指す女装趣味の高校生・翼(リアル)、家族と折り合いが悪く学校でも居場所がない、天使を自称することで現実逃避をする瑞穂(天使)、容姿に自信なく、周囲に気を使い続けることでアイドルをやってきたがついに戦力外となってしまった愛梨(リミット)の4名。今どきの青春群像劇。2021/04/01
かば
19
最近注目している作家。朝井リョウ的群像劇の中で描かれる各人の心情描写はリアリティに溢れておりその点はよいのであるが、なんとなく佳作に留まってしまっているような気がする。群像劇は、ある種の逃げだと個人的に思うので、一人の人間に焦点を当てた作品を読みたい。2020/04/06




