出版社内容情報
「運命の出会い」を求め、夜の平安京をお忍びで歩くのが帝の息抜き。病気の上司にかわり、今夜は夏樹がお供を務めた。見事な藤の花が咲く家で人違いの招きを受けた帝は、夏樹の制止も聞かずに応じてしまう。そこで出逢ったのが藤香姫だった。翌日、その家は藤の木もろとも消えてしまい、夏樹は藤香を捜して都中をさまよう羽目に…。そして、春の柔らかな朧月の下、ひとりでに動き回る牛車を目撃。その直後、一条にも負けない美少年・馨が夜盗に襲われているのを助けるが―。
見事な藤の花が咲く家で帝が出会った美貌の姫君の正体とはー―。
美しくも哀しい、平安怪異譚シリーズ第5弾。
【著者略歴】
瀬川 貴次(セガワ タカツグ)
1964年生まれ。91年にスーパーファンタジー文庫よりデビュー。陰陽師もの、オカルトものを得意とし、『聖霊狩り』シリーズ、『闇に歌えば』シリーズなどコバルト文庫に著書多数。他に『怪奇編集部「トワイライト」』シリーズ (集英社オレンジ文庫)。また、瀬川ことび名義で角川ホラー文庫、トクマノベルスでも活躍。他社近刊に『化け芭蕉』(角川ホラー文庫)、「百鬼一歌」シリーズ(講談社タイガ)。
内容説明
時は平安。運命の出逢いを求め、お忍びで出掛ける帝のお供を務めることになった夏樹。見事な藤の花が咲く家で帝は藤香姫という美姫に出会うが、翌日、その家は藤の木もろとも消えてしまい、夏樹は藤香を捜して都中をさまよう羽目になる。その途中、朧月の下、ひとりでに動き回る牛車を目撃。更にその直後、美少年が夜盗に襲われているのを助けるのだが―。大人気平安怪奇ロマン、シリーズ第5弾。
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。瀬川ことび名義での著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
しゅてふぁん
ゆなほし
momi
佳乃
-
- 和書
- 八重歯ガール