集英社シリーズ・コモン<br> 家父長制の起源―男たちはいかにして支配者になったのか

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集英社シリーズ・コモン
家父長制の起源―男たちはいかにして支配者になったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087370065
  • NDC分類 362
  • Cコード C0036

出版社内容情報

《各界から絶賛の声、多数!》

家父長制は普遍でも不変でもない。
歴史のなかに起源のあるものには、必ず終わりがある。
先史時代から現代まで、最新の知見にもとづいた挑戦の書。
――上野千鶴子氏(社会学者)

男と女の「当たり前」を疑うことから始まった太古への旅。
あなたの思い込みは根底からくつがえる。
――斎藤美奈子氏(文芸評論家)

家父長制といえば、 “行き詰まり”か“解放”かという大きな物語で語られがちだ。
しかし、本書は極論に流されることなく、多様な“抵抗”のありかたを
丹念に見ていく誠実な態度で貫かれている。
――小川公代氏(英文学者)

人類史を支配ありきで語るのはもうやめよう。
歴史的想像力としての女性解放。
――栗原康氏(政治学者)

《内容紹介》
男はどうしていつも偉そうなのか。
なぜ男性ばかりが社会的地位を独占しているのか。
男が女性を支配する「家父長制」は、人類誕生の時から続く不可避なものなのか?

これらの問いに答えるべく、著者は歴史をひもとき、世界各地を訪ねながら、さまざまな「家父長制なき社会」を掘り下げていく。
徹底した取材によって見えてきたものとは……。
「抑圧」の真の根源を探りながら、未来の変革と希望へと読者を誘う話題作!

《世界各国で話題沸騰》

WATERSTONES BOOK OF THE YEAR 2023 政治部門受賞作
2023年度オーウェル賞最終候補作

明晰な知性によって、家父長制の概念と歴史を解き明かした、
息をのむほど印象的で刺激的な本だ。
――フィナンシャル・タイムズ

希望に満ちた本である。なぜかといえば、より平等な社会が可能であることを示し、
実際に平等な社会が繁栄していることを教えてくれるからだ。
歴史的にも、現在でも、そしてあらゆる場所で。
――ガーディアン

サイニーは、この議論にきらめく知性を持ち込んでいる。
興味深い情報のかけらを掘り起こし、それらを単純化しすぎずに、
大きな全体像にまとめ上げるのが非常にうまい。
――オブザーバー

《著者略歴》
アンジェラ・サイニー
科学ジャーナリスト。オックスフォード大学で工学、キングス・カレッジ・ロンドンで科学と安全保障の修士号を取得。オックスフォード大学・キーブルカレッジ名誉フェロー。BBCやガーディアンなど英米の主要メディアに多数登場。著書に『科学の女性差別とたたかう』『科学の人種差別とたたかう』など。

《訳者略歴》
道本美穂(みちもと・みほ)
英語翻訳者。東京大学文学部社会学科卒業。主な訳書に『失われた報道の自由』『地獄への潜入』『トマトの歴史』、共訳書に『告発──フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル』など。

内容説明

男はどうして偉そうなのか。なぜ男性ばかりが社会的地位を独占しているのか。男が女性を支配する「家父長制」は、人類の始まりから続く不可避なものなのか。これらの問いに答えるべく、著者は最新の科学、考古学、人類学などの成果をもとに歴史をひもとき、世界各地を訪ねながら、過去と現代の家父長制なき社会を掘り下げていく。丹念な取材によって人々の思い込みをくつがえした結果、見えてきたものとは…。抑圧の真の根源を探りながら、未来の変革と希望へと読者を誘う話題作。

目次

第1章 支配
第2章 例外
第3章 起源
第4章 破壊
第5章 制限
第6章 疎外
第7章 革命
第8章 変化

著者等紹介

サイニー,アンジェラ[サイニー,アンジェラ] [Saini,Angela]
科学ジャーナリスト。オックスフォード大学で工学、キングス・カレッジ・ロンドンで科学と安全保障の修士号をそれぞれ取得。オックスフォード大学・キーブルカレッジ名誉フェロー。マサチューセッツ工科大学院非常勤講師。BBCやガーディアンなど英米の主要メディアに多数出演、寄稿

道本美穂[ミチモトミホ]
英語翻訳者。東京大学文学部社会学科卒業。大手通信会社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

13
「男が女を支配するのは自然である」という通念に基づく制度に対して、その「自然」への疑念がどのように起こったかを記す。遺伝学や社会学などあらゆる学問的切り口があるが、この本では考古学者マリヤ・ギンブタスの調査とスケールの大きい(故に穴があると批判されやすい)テーゼが強調される。共産主義と女性の社会進出、イランにおける女性の自由の衰退の事例が興味深い。「家父長制はあまりに国や地域ごとに違いすぎるだろ」と思っていたが、本書でも同じ主張がされている。2025/05/09

kenitirokikuti

10
図書館にて。前著“Superor”の邦訳と共に借りた。本作はメモを取りつつ頁を送った▲著者は(かなり肌が白い)インド系ロンドン市民なのだが、本書は刊行2023年で、翌年の米大統領選を意識したもんだと思う(特に後半の2章は)▲邦題は社会学ふうだが、著者はブロードキャスターであり、なんらかのセオリーを展開するタイプではない▲インド系ロンドン市民の世界地理・民族感覚が読み取れた。やはりインドの宗主国はブリトンであって、そこはチャイナと異なる。2024/12/24

5
家父長制という概念を科学と論理で解き明かしていく好著 場所によっては家母長制があったが、(男性)学者のバイアスにより正確な知識が得られなかったという指摘は興味深い 男女差別が権力統治の一環として機能しているという点にも首肯できる2024/11/14

Euki

2
なんども同じような繰り返し。何かあるかと思ったのにな。

tekka

2
「男女の関係を理解するために古代の世界に目を向けることには、大きな罠がある。それは、古代の世界があまりにも遠いために、人間の本質の根拠を見ているような錯覚を抱いてしまうことだ。」2025/02/21

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