集英社新書<br> 寂しさへの処方箋―芸術は社会的孤立を救うか

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集英社新書
寂しさへの処方箋―芸術は社会的孤立を救うか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087214017
  • NDC分類 709.1
  • Cコード C0236

出版社内容情報

今、日本は他国とは違う独特の「寂しさ」「いらつき」「不安」に覆われている。終わりの見えない不況、アジア唯一の先進国からの転落と国力の衰退、そして戦前と同じく、産業構造の変革にともなう「精神(マインド)の構造改革」がうまくいっていないこと…などがその背景にある。
著者は2001年刊行の『芸術立国論』で「日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!」と提案した。
本書はその試みを現代に合わせてさらに進化させ、モノが飽和しコトの消費が求められる時代に芸術と観光が果たせる役割、社会的孤立を救うための文化による社会包摂の動き、教育や地方が実現可能な少子化対策など、日本の衰退をくい止める新しい処方箋を再提案する。

平田オリザ(ひらた おりざ)
1962年、東京都生まれ。劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長、青森県立美術館館長。
1995年『東京ノート』で第三九回岸田國士戯曲賞受賞。著書に『名著入門 日本近代文学50選』『22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」』『但馬日記 演劇は町を変えたか』『下り坂をそろそろと下る』『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術』『新しい広場をつくる 市民芸術概論綱要』など多数。


【目次】

内容説明

今、日本は特有の「寂しさ」「いらつき」「不安」に覆われている。終わりの見えない不況、アジア唯一の先進国からの転落と衰退、そして産業構造の変革にともなう精神の構造改革に再び失敗していること…などがその背景にある。著者は二〇〇一年刊行の『芸術立国論』で、「日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!」と提案した。本書はその試みをさらに進化させ、芸術と観光が果たせる役割、社会的孤立を救うための文化による社会包摂の動き、教育や地方が実現可能な少子化対策など、日本の衰退をくい止める新しい処方箋を再提案する。

目次

序章 小さな谷の住人たち
第一章 シン・芸術立国論
第二章 芸術の多様な役割
第三章 芸術と観光・医療・福祉
第四章 新しい広場を作る
第五章 文化による社会包摂
第六章 少子化対策と地方創生
第七章 文化格差、体験格差
終章 芸術と民主主義

著者等紹介

平田オリザ[ヒラタオリザ]
1962年、東京都生まれ。劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長。青森県立美術館館長。1995年『東京ノート』で第三九回岸田國士戯曲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン

16
これからの少子化の流れに打つべき手は、やはり教育と文化の充実だと再認識できました。市長とも対話を重ねていきたいと思います。2026/04/08

coldsurgeon

10
孤独と寂しさと向き合う力を失ってしまうことが、現代日本の躓きの始まりかもしれない。社会的に孤立しているから他者を排除するのだという。人間は完全に平等な状態に満足できず、格差を求めてしまう。誰もが誰もを知っている強固な共同体から、誰かが誰かを知っている緩やかなネットワーク型の共同体に、いくつかの小さなコミュニティに所属するよう、社会を編み変えなければならない。寂しさに向き合う力が必要だ。2026/02/26

GX

3
「寂しさに耐えるのではなく、寂しさと向き合うのだ」。「寂しさに耐える」だけでも大変だと思う。寂しさに耐えられなくなったときに、人は自滅的な行動をするようになる。「寂しさと向き合う」ためには、まずは、なぜ自分が「寂しい」と感じるのか、その原因を理解することなのでしょうね。2026/03/02

三田郎

3
理想論としてはそれなりに面白い(しかし民主党政権へのフィードバックはなし)が、こんなお花畑のおかげで高市が大勝したんだろうな、、、2026/02/20

まりき

2
著者曰く、日本は経済という部分を極端に優遇したために社会という全体が壊れているそうだ。 経済を優遇すると、効率性が大事になる。すると、社会的弱者の居場所や子どもたちを見守るセーフティネット崩れてしまう。 昔に戻るのか?そんなことは無理だ。経済的合理性を手放すことはできないし、地縁血族的社会は厚かましく息苦しい。 無職でも美術館に堂々と行ける。子ども育てていても映画を見に行ける。芸術がみんなの居場所をつくり、孤独を分かち合うことで孤立しない。芸術が社会つなぎとめるイメージができた。2026/03/20

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