集英社新書<br> アセクシュアルアロマンティック入門―性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

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集英社新書
アセクシュアルアロマンティック入門―性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213522
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。
それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。
アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。
私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。
本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説する。

松浦優(まつうら・ゆう)
一九九六年福岡県生まれ。
九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。
博士(人間環境学)。
九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。
専門はクィア・スタディーズおよび社会学。
共著に『フェミニスト現象学:経験が響きあう場所へ』『アニメと場所の社会学:文化産業における共通文化の可能性』『恋愛社会学:多様化する親密な関係に接近する』『入門・家族社会学:現代的課題との関わりで』。

【目次】
はじめに――「好きになる」とは
第1章 アセクシュアル/アロマンティックとは何か
第2章 Aro/Ace の歴史
第3章 Aro/Ace の実態調査
第4章 差別や悩み
第5章 強制的性愛とは何か
第6章 セクシュアリティの装置
第7章 結婚や親密性とセクシュアリティの結びつき
第8章 Aro/Ace の周縁化を捉えるために
第9章 Aro/Ace のレンズを通して見えてくるもの
おわりに

内容説明

LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書では、アセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説する。

目次

第1章 アセクシュアル/アロマンティックとは何か
第2章 Aro/Aceの歴史
第3章 Aro/Aceの実態調査
第4章 差別や悩み
第5章 強制的性愛とは何か
第6章 セクシュアリティの装置
第7章 結婚や親密性とセクシュアリティの結びつき
第8章 Aro/Aceの周縁化を捉えるために
第9章 Aro/Aceのレンズを通して見えてくるもの

著者等紹介

松浦優[マツウラユウ]
1996年福岡県生まれ。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。博士(人間環境学)。九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。専門はクィア・スタディーズおよび社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

57
【他者に性的に惹かれない「アセクシュアル」、他者に恋愛感情を抱かない「アロマンティック」】その置かれている状況、歴史、用語などを、“マンガやアニメなどの二次元の性的創作物を愛好しつつ、生身の人間には性的惹かれを経験しない”というセクシュアリティについての研究者が解説。認知度が最近ようやくアップしたタイミングで新書に。超推し!巻末の文献リストは読書案内になる。<いかなるセクシュアリティも特別扱いしない社会を目指すことによってこそ、Aro/Aceの人々だけでなく多くの人にとって生きやすい社会につながる>と。⇒2025/05/12

よっち

22
LGBTに関する議論から取りこぼされてきた「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティについて、置かれている状況や歴史などを解説する1冊。アセクシュアル/アロマンティックとは何か。その歴史を解説していくとともに、実態調査なども踏まえながら、その差別や悩み、強制的性愛やセクシャリティの装置の影響、結婚や親密性とセクシュアリティの結びつきなどを解説していて、Aro/Aceを取り巻いている現状の何が問題なのか、関連する文献なども掲載されていて、この問題の入口になることができる1冊だと思いました。2025/03/12

にゃにゃころ

20
人間って本当にいろいろなんだねぇーって素直に思える本だった。良き良き。10代20代を恋愛に生きてきた身としては「人を好きにならない人なんていないでしょー。まだ出会ってないだけだよ」なんて思ってたけど、これはしっくっりくる。Aro/Aceについてもっと知りたくなったし、みんなに知って欲しいって思った。でもなぁ... この先流行りのようにAro/Aceが主人公の小説が出てきて、本屋大賞取るんだろうなぁ...2025/04/30

たいこ

11
読むうちに、他者に対して恋愛的な感情を持つこと=善的なことという考えが社会的に作られたものであると理解した。子孫を残すためというあからさまな理由ではなく、人生を豊かにするためとか道徳的にとか言うてるなあ。だからそこにはまらない人たちは違うよねーとなるから、アセクシャル、アロマンティックはLGBTからも敬遠されることがあると。2025/03/29

蝶子

9
Aro/Ace問題について興味がある、と言おうとしたらAro/Ace問題という言い方をするとAro/Aceの人たちが問題みたいだからやめましょうと書かれてた。そりゃそうか。普段恋愛小説をたしなんでるのとこういう話題に関心をもつのは矛盾してないかなーと不安になることもあったけど、二次元と三次元は別だから、Aro/Aceの人も恋愛小説や性描写を楽しむことがある、という記述にちょっと救われた。私がそうというわけではないんですが…いい年して独身なのが恥ずかしいと思ってたけどそういう思い込みよくないねという話。2025/03/15

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