集英社新書<br> プーチンに勝った主婦―マリーナ・リトビネンコの闘いの記録

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集英社新書
プーチンに勝った主婦―マリーナ・リトビネンコの闘いの記録

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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213416
  • NDC分類 916
  • Cコード C0231

出版社内容情報

夫アレクサンドル・リトビネンコは放射性物質によってプーチンに暗殺されたのか?
その真相を明らかにするため、妻マリーナは立ち上がった。
だが、この動きを妨害する英国、ロシア。その大国の壁を乗り越え、主婦がプーチンに挑み勝利するまでの過程を、マリーナと親交がある著者が克明に描き出す。
同時に、ウクライナ侵攻に踏み切ったプーチンの特殊な思考回路や性格、そのロシアとの外交に失敗した国際政治の舞台裏、さらに国家に戦いを挑んだ個人の姿と夫婦の愛を描く、構想12年の大作ノンフィクション!

小倉孝保(おぐら たかやす)
一九六四年、滋賀県生まれ。一九八八年、毎日新聞社入社。カイロ支局長や欧州総局長、外信部長を歴任して現在、論説委員兼専門編集委員。
英外国特派員協会賞や小学館ノンフィクション大賞、ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。
主な著書に『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』『十六歳のモーツァルト 天才作曲家・加藤旭が遺したもの』『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』『35年目のラブレター』など。

ジャーナリスト・青木理氏推薦
「夫を暗殺された妻がプーチン大統領と闘う姿を通して、 国家と組織と個人、そして正義と自由と人間存在の根源という 深淵な命題に正面から迫った秀作!」

内容説明

夫アレクサンドル・リトビネンコは放射性物質によってプーチンに暗殺されたのか?その真相を明らかにするため、妻マリーナは立ち上がった。この動きを妨害する英国、ロシアという大国の壁を乗り越え、主婦がプーチンに挑み勝利するまでの過程を、マリーナと親交がある著者が克明に描き出す。同時にウクライナ侵攻に踏み切ったプーチンの特殊な思考回路や性格、そのロシアとの外交に失敗した国際政治の舞台裏、さらに国家に戦いを挑んだ個人の姿と夫婦の愛を描く、構想十二年の大作ノンフィクション!

目次

プロローグ ポロニウムで死んだ日本人
第1章 英国の壁
第2章 二人の出会い
第3章 暗殺事件
第4章 国際政治の壁
第5章 支援者たち1 アハメド・ザカエフ(亡命チェチェン人)
第6章 支援者たち2 ウラジミール・ブコウスキー(元政治犯)
第7章 支援者たち3 オレグ・ゴルジエフスキー(元二重スパイ)
第8章 支援者たち4 アレックス・ゴールドファーブ(「正義依存」のユダヤ人)
第9章 主婦の勝利
エピローグ 燃えさかる家に飛び込む女性たち

著者等紹介

小倉孝保[オグラタカヤス]
1964年、滋賀県生まれ。1988年、毎日新聞社入社。カイロ支局長や欧州総局長、外信部長を歴任して現在、論説委員兼専門編集委員。英外国特派員協会賞や小学館ノンフィクション大賞、ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チェアー

11
マリーナ・リトビネンコに密着していたのは世界のジャーナリストの中でも小倉さんだけなのかもしれない。 リトビネンコ殺害の計画があまりにもずさん。ロシアの専門家はポロニウムの危険性や追跡性についてどれほど理解していただろうか。プーチンには「絶対に英国には証拠はありません」と言っていたに違いない。2025/02/10

タカボー

10
2006年ロシアの元スパイだったリトビネンコが暗殺された事件。当時凄い衝撃を受けた。毒ではなく放射性元素ポロニウムを使ったところが。そのために開発・研究してる機関が存在してるという怖さ。本書はリトビネンコの妻が中心だけど、プーチンの経歴やKGBとか、イギリスのスタンスの変遷とかも興味深く読めて、今年ここまで読んだ本の中ではずば抜けてると思う。2025/03/01

Melody_Nelson

4
毛髪が抜け落ち、痩せこけてベッドに横たわるリトビネンコの写真は強烈だった。「裏切り者」は抹殺するという、20世紀のスパイ小説もどきの現実が未だにあるロシア。英国へ亡命できたのは良いけれど、まさかポロニウム(放射性物質)を盛られた緑茶で殺害されるとは…。守ってくれるはずの英国も、ロシアと経済(ビジネス)関係で波風を立てたくないから調査に消極的。しかし時間はかかったが、欧州人権裁判所でロシアが関与したことが認められる。せめてもの救い。その後も英国ではノビチョクを使った殺人が起きて市民が犠牲になっているのだし。2025/02/17

於千代

3
亡命先のイギリスで夫をロシアに暗殺された「普通の主婦」が、真相究明を求めてイギリス政府を訴え勝訴し、さらにロシア政府を欧州人権裁判所に訴えて勝利を収めた戦いの記録。 夫の殺害に使われたのはポロニウムであり、放射性物質を暗殺に用いるという発想自体が恐ろしく、衝撃を受けた。2025/05/06

tekka

2
「事件を史上初の核のテロと考え、政治問題化した前政権と違い、キャメロンは事件を「犯罪」に矮小化した。外交を正常化させ、経済協力を促進すると宣言したも同然だった。」2025/04/06

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