集英社新書ノンフィクション<br> 落語の人、春風亭一之輔

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集英社新書ノンフィクション
落語の人、春風亭一之輔

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213287
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0276

出版社内容情報

めったに人を褒めないことで知られた人間国宝・柳家小三治をして「久々の本物」と言わしめた落語家、春風亭一之輔。
21人抜きの抜擢真打であり、『笑点』の人気者でもある彼は落語界の若きエースだ。
機嫌がよくても眉毛が「ハ」の字になりがちで、どこか無愛想に見えてしまうのも持ち味。
極度な照れ屋であり、著者は〈取材をすればするほど、どんどん取材が下手になっていくような感覚に襲われた〉と懊悩する。
「ぜんぜん壁にぶつかってきていない」とあっけらかんに語る彼は挫折を知らない男でもある。
そんな天才に挑んだ計二十時間以上にも及んだインタビューの果てに浮かび上がったものとは――存在そのものが「落語」な芸人に迫ったノンフィクション。

【目次】
はじめに ~長い言い訳~

一、ふてぶてしい人
前座時代の一之輔が放った衝撃のひと言/不機嫌そうに出てきて、不機嫌そうにしゃべる/「自分の言葉に飽きたらダメなんです」/挫折がなさ過ぎる

一、壊す人
You Tube著作権侵害事件/西の枝雀、東の一之輔/保守的な落語協会と、リベラルな落語芸術協会/「跡形もないな、おまえ」/師匠を「どうしちゃったの?」と驚かせた『初天神』/食わせてもらったネタ/たった一席の二十周年記念/逸脱が逸脱を生む「フリー落語」/一之輔の稽古は「うーん」しか言わない/同志、柳家喜多八

一、寄席の人
談志の弟子にならなかった理由/寄席への偏愛/寄席は落語家の最後の生息地/「捨て耳」という修行/劇っぽくなってきた落語

一、泣かせない人
人情噺に逃げるな/泣かせる側に落っこちてしまうことが怖い/泣く一メートル手前までいく人情噺/一朝は一之輔に嫉妬しないのか

おわりに ~頼むぞ、一之輔~


【著者略歴】
中村計(なかむら けい)
1973年、千葉県船橋市生まれ。
ノンフィクションライター。
『甲子園が割れた日 松井秀喜の5連続敬遠の真実』(新潮社)で第18回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇』(集英社)で第39回講談社ノンフィクションを受賞。
他に『クワバカ クワガタを愛し過ぎちゃった男たち』(光文社新書)、『笑い神 M-1、その純情と狂気』(文藝春秋)など。
『言い訳~関東芸人はなぜM-1で勝てないのか~』(集英社新書、ナイツ塙宣之著)では取材・構成を務めた。
好きな生き物の鳴き声ベスト3はヒグラシ、カジカガエル、アカショウビン。

内容説明

めったに人を褒めないことで知られた人間国宝・柳家小三治をして「久々の本物」と言わしめた落語家、春風亭一之輔。二一人抜きの抜擢真打であり、『笑点』の人気者でもある彼は落語界の若きエースだ。機嫌がよくても眉毛が「ハ」の字になりがちで、どこか無愛想に見えてしまうのも持ち味。極度な照れ屋であり、著者は“取材をすればするほど、どんどん取材が下手になっていくような感覚に襲われた”と懊悩する。「ぜんぜん壁にぶつかってきていない」とあっけらかんと語る彼は挫折を知らない男でもある。そんな天才に挑んだ計二十時間以上にも及んだインタビューの果てに浮かび上がったものとは―存在そのものが「落語」な芸人に迫ったノンフィクション。

目次

はじめに 長い言い訳
一 ふてぶてしい人
一 壊す人
一 寄席の人
一 泣かせない人
おわりに 頼むぞ、一之輔

著者等紹介

中村計[ナカムラケイ]
1973年、千葉県船橋市生まれ。ノンフィクションライター。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)で第一八回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社)で第三九回講談社ノンフィクション賞を受賞。『言い訳~関東芸人はなぜM‐1で勝てないのか』(集英社新書、塙宣之著)では取材・構成を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kokopelli

59
春風亭一之輔という人は以前から気になっていた。「笑点」のメンバーに入るよりも前から。とは言っても特に落語好きという訳でもなく、ラジオのほぼ毎週のコーナーでマクラだけを話す、というのがあったのだ。そのマクラだけを話したのが一之輔。この本は本人の著作ではなく、ライターが本人に何回も取材をして書いたものである。なので一之輔の人となりが、よりわかるような気がする。是非この人の高座を観てみたい。とはいえ今の落語界で久々の本物とも言われている噺家である。チケットの入手も簡単ではない。それでも寄席に行くとかして何とか。2024/11/02

ゴリ人

44
今まで知らなかった寄席の仕組みや、前座、二つ目の役割などいろいろためになって、ますます寄席に行く楽しみが増えました。一之輔師匠の寄席へのこだわりも本当に素敵です。来月東京出張があるから、どこかの寄席で、また一之輔師匠見たいと思いました。ズッーと応援したいです。2024/09/12

道楽モン

39
落語界は多様性が前提であり、それが無ければ寄席という興行形態は立ち行かない。噺家としての修行の場であると同時に、主任(トリ)を引き立たせるべく、ひとつの興行を成功に導くチームでもある。前座もお囃子さんも席亭も一丸となった総力戦だ。トリを託されるのは基本的に実力があり集客に優れた演者のみ。一之輔は現在、異例の若さでその任を担う落語協会のホープだ。自ら「破」の芸であることを認識しつつ、寄席に対する敬愛に誠実な姿勢が泣かせる。一之輔ファンのライターによるインタビューは、その芸に対する真摯さを見事にすくい上げる。2024/08/19

akihiko810/アカウント移行中

31
春風亭一之輔の評伝。印象度A  落語には詳しくないのだが、広瀬和生(落語評論家、ロック雑誌「BURN」編集長)の本で「一之輔という二つ目が面白い」というのを以前読んだ。それから笑点メンバーになって、「こんな売れてるのに今更?」と思ったものだ。一之輔の落語も聴いたことはないのだが、この本は取材の経緯なんかも書かれていて滅法面白かった。 曰く「挫折を知らない天才」。一之輔、たたずまいからしてすでに面白いものね。そしてなにより寄席を重んじる人。 寄席はいったことないのだけど、行きたいと思った2024/11/08

緋莢

20
「久々の本物だと思った。芸に卑屈なところがない。人を呑んでかかっている。稀有な素質だ。この人を発見して、嬉しかったですよ。この人しか考えられないという気持ちにさせてくれたのが嬉しい。選ばせてくれてありがとう」滅多に人を褒めない落語協会会長(当時)の柳家小三治がべた褒めし 二十一人抜きで真打ちとなった春風亭一之輔。2023年には「笑点」の大喜利メンバーに選ばれています。 著者は計9回のインタビューを行い、師匠・春風亭一朝や同年代の柳家三三、大学時代の後輩・柳家わさび(続く 2024/11/18

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