集英社新書<br> 首里城と沖縄戦―最後の日本軍地下司令部

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集英社新書
首里城と沖縄戦―最後の日本軍地下司令部

  • 保坂 廣志【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213201
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

出版社内容情報

首里城地下の日本軍第32軍司令部の真実

2019年10月の火災で焼失した沖縄・那覇の首里城。
焼けたのは平成に再建されたもの。
だが、首里城が失われたのはこれが初めてではない。
民間人含む20万人もの犠牲を出した第二次世界大戦の沖縄戦では、日本軍第32軍が首里城地下に司令部壕を構えた。
抗戦の結果、米軍の猛攻で城は城壁含めほぼ完全崩壊し、古都首里もろとも死屍累々の焦土となった。
ならば、令和の復元では琉球王朝の建築だけではなく、地下司令部の戦跡も可能な限り整備、公開し、日本軍第32軍の戦争加害の実態と平和を考える場にすべきではないか?
この問題意識から沖縄戦史研究者が、日米の資料を駆使して地下司令部壕の実態に迫る。

◆目次◆
プロローグ 首里城と沖縄戦
第1章 第32軍地下司令部壕の建設
第2章 米軍の第32軍地下司令部壕作戦
第3章 米軍が見た第32軍地下司令部壕
第4章 日本軍にとっての地下司令部壕
第5章 首里城地下司令部壕の遺したもの
エピローグ 戦争の予感と恐れ

◆著者略歴◆
保坂廣志(ほさか ひろし)
1949年、北海道生まれ。
琉球大学法文学部元教授。
沖縄戦を中心とした執筆、翻訳を行う。
『戦争動員とジャーナリズム 軍神の誕生』(ひるぎ社)、『硫黄島・沖縄戦場日記』(紫峰出版)など、共著に『争点・沖縄戦の記憶』(社会評論社)などがある。

内容説明

二〇一九年一〇月の火災で焼失した沖縄・那覇の首里城。焼けたのは平成に再建されたもの。だが、首里城が失われたのはこれが初めてではない。民間人を含む二〇万人もの犠牲を出した第二次世界大戦の沖縄戦では、日本軍第32軍が首里城地下に司令部壕を構えた。抗戦の結果、米軍の猛攻で城は城壁を含めほぼ完全崩壊し、古都首里もろとも死屍累々の焦土となった。ならば、令和の復元では琉球王朝の建築だけではなく、地下司令部の戦跡も可能な限り整備、公開し、日本軍第32軍の戦争加害の実態と平和を考える場にすべきではないか?この問題意識から沖縄戦史研究者が、日米の資料を駆使して地下司令部壕の実態に迫る。

目次

プロローグ 首里城と沖縄戦
第1章 第32軍地下司令部壕の建設
第2章 米軍の第32軍地下司令部壕作戦
第3章 米軍が見た第32軍地下司令部壕
第4章 日本軍にとっての地下司令部壕
第5章 首里城地下司令部壕の遺したもの
エピローグ 戦争の予感と恐れ

著者等紹介

保坂廣志[ホサカヒロシ]
1949年、北海道生まれ。琉球大学法文学部元教授。沖縄戦を中心とした執筆、翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

63
現在首里城の再建に絡んで話題になっているのが旧陸軍地下壕のこと。本書は地下壕についてのあれこれを述べながら、沖縄戦の本質に迫ろうとしている。そこから引き出されるのは、日本軍が住民を守ろうとせず、時にはスパイ扱いまでしていること。沖縄戦は持久的守備戦の予定だったので、攻勢はかけないはずだったのが1度だけやって大損害を出すが、その前日に将軍や将校達が「前祝い」と称して宴会をやっていたり、暗号書を処分せずに壕を引き払ったりといった驚くような話が出てくる。沖縄人を下に見る姿勢、現在も脱却できていないように思える。2024/07/21

kawa

33
沖縄戦で日本軍司令部が籠もった首里城地下壕の様子を戦いの経緯とともに詳述。首里城等の文化施設、病院施設への攻撃は当初回避の方針、首里城周辺に日本軍拠点が明らかになったことにより徹底破壊されたとのこと。米軍は暗号解読により上陸時の日本軍の攻撃がないことが解っていた。陥落により重要な機密文書が敵の手に落ち、その後の戦いに大いに活かされた等、情報戦で歯が立たなかった様子も興味深い。日本軍中枢の姿勢にも辛辣批判、その辺が本書の特徴かも知れない。軍隊が国民を守ることが第一義の集団でないことは知っておくべきだ。2025/03/26

二人娘の父

9
著者の研究分野をKAKENで見ると「戦闘神経症 / プロパガンダ / 日本軍 / 天皇 / 戦争神経症 / 暗号 / 第32軍 / リーフレット / 宣伝ビラ / 心理戦 / 暗号作戦 / 情報戦 / 沖縄戦」とある。本書の内容も首里城に32軍司令部が配置された経過から、その理由、また司令部内外の記録などについて、多くのことが学べる内容になっている。良書。現在、地下壕の扱いについて議論がされているようだが、個人的にはぜひ一部でも公開・保存・管理を、本来であれば政府が責任をもってやってほしいと願っている。2024/06/25

大泉宗一郎

5
沖縄戦で第32軍の司令部とされた首里城。重要な跡地にも関わらず、今もなお公開が禁止されている首里城地下壕で何が起きたのかを解説。南部撤退の際に日本軍が暗号書を焼却の途中で首里城を去り、結果、日本軍の情報が米軍に筒抜けとなる状態に自ら至らせておきながら、情報流出を県民に責任転嫁し、方言を使った住民をスパイと見なして時に処刑まで行っていたという事実はあまりにグロテスク。沖縄の暗号書から原爆投下に繋がったとの解釈や終章における自衛隊への意見など所々に違和感を覚えたものの、沖縄戦に新たな視点を与える一冊ではある。2024/09/14

おっきぃ

1
首里城地下に作られた地下司令部についての詳細を勉強できたことは良かった。ただ、日本軍批判がいまいち。もちろん、日本軍が沖縄の人たちに対してしたことは許されるものないのだけど、その理由が彼らがそういう人たちだったからでは済まないだろう。それではまた同じことを繰り返す2025/01/10

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