集英社新書<br> 西山太吉 最後の告白

個数:
電子版価格
¥1,045
  • 電子版あり

集英社新書
西山太吉 最後の告白

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月13日 03時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212457
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

2022年5月に返還50周年を迎えたものの、今も米軍基地問題で揺れ続ける沖縄。
その原因について「沖縄返還で日米同盟の姿、そして日本の国の形が根底から変わってしまったからです」と、元毎日新聞記者の西山太吉は語る。
西山は政府の機密資料「沖縄返還密約文書」を日本でただ一人、取材の形でスクープしたジャーナリストだ。
さらに、西山は続ける。
「岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還、安倍晋三の安保法制定、この一族に共通する
政治手法と我欲が、国民にウソをつき、自民党をここまで劣化させた元凶だ」
統一教会問題でその名が取り沙汰された岸信介と安倍晋三。
この一族が日米同盟や沖縄返還で見せた政治手法と我欲とは何か、そして自民党を劣化させているとはどういうことなのか?
その真意を西山が評論家・佐高信に語る中で見えてきた、日本政治の衝撃の裏面史とは。

西山太吉(にしやま たきち)
1931年、山口県生まれ。
元毎日新聞記者。
1972年の沖縄返還をめぐる政府の密約文書をスクープする。
著書に『記者と国家 西山太吉の遺言』『決定版 機密を開示せよ 裁かれた沖縄密約』(ともに岩波書店)。

佐高信(さたか まこと)
1945年、山形県生まれ。
評論家。
著書に『国権と民権』(早野透との共著、集英社新書)『佐高信評伝選』(旬報社)など多数。

内容説明

二〇二二年五月に返還五〇周年を迎えたものの、今も米軍基地問題で揺れ続ける沖縄。その原因は「沖縄返還で日米同盟の姿、そして日本の国の形が根底から変わってしまったからです」と、政府の機密資料「沖縄返還密約文書」をスクープした元毎日新聞記者の西山太吉は語る。さらに「岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還、安倍晋三の安保法制定、この一族に共通する政治手法と我欲が、国民にウソをつき、自民党をここまで劣化させた元凶だ」とも。その真意を評論家・佐高信に語る中で見えてきた、日本政治の衝撃の裏面史とは。

目次

第1章 なぜ今、西山太吉×佐高信か
第2章 我が半生 なぜ記者になったのか
第3章 なぜ今、宏池会政治が重要なのか?
第4章 大平正芳と私 今だから語れること
第5章 思い出に残る記者、そして官僚
第6章 沖縄密約、その構図を多面的に分析する
第7章 今、西山裁判を裁く
第8章 運命の人を生きる

著者等紹介

西山太吉[ニシヤマタキチ]
1931年、山口県生まれ。元毎日新聞記者。1972年の沖縄返還をめぐる政府の密約文書をスクープする

佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県生まれ。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

20
沖縄返還めぐる政府密約文書スクープで有名な元毎日新聞記者の西山太吉と佐高信の2022年発行の対談書。確かに、西山氏が主張する様に、国家の嘘を暴いた様なスクープは情け無いことに、今の日本のメディアには皆無。何故なのか?というか、政府広報の役割で、権力に迎合しているばかりに見えてしまう。実は昔も、西山さんも含めて、政治部記者が特定の政治家や派閥と運命共同体になってしまうことにも、大問題か。まあ考えてみたら、朝日も毎日も戦争を煽ったメディアで、大手既存メディアにジャーナリズム精神を求めるのは土台無理な話か。 2024/07/15

チェアー

7
佐高と西山は最初に宏池会と清和会を区分し、宏池会的な精神が完全になくなったと批判する。いや、自民党の本来の強権的な思考が直接出るようになった、宏池会的なものを目眩しに使っていたのが必要なくなった、ということではないかと思うのだが。 宏池会的な西山だったからこそ、米軍による沖縄の基地の全面使用を認める密約は許さなかった。日本の完全屈服であり、期限を切って返還に突き進んだ佐藤政権の帰結であったと。 2023/02/07

sasha

5
沖縄密約を暴いた元毎日新聞記者・西山太吉と、佐高信の対談集。今の日本の政治の歪みがどこに端を発しているのか。ふたりの対談で腑に落ちる。民主党政権時代に密約に関する公文書が発見されているのに、日本にはないんだぜぇいっ。都合の悪いものは隠す・捨てる。今も変わっちゃいないどころか、エスカレートしてるじゃないか?2023/11/03

とりもり

4
宏池会と清和会、かつては自民党内で歴然とその差があったが、宏池会の末裔たる岸田首相にはその欠片も感じられない。石橋湛山に端を発するリベラルの気風は、今の自民党では絶滅してしまったのか。石橋、大平がもう少し生きていれば歴史は変わったのかも。長州閥3政権(というより岸を信奉する一味)による新安保条約(岸内閣による対米依存の固定化)、沖縄返還密約(佐藤内閣による財政負担と基地の自由使用容認)、安保法制定(安倍内閣による集団的自衛権行使の容認)の流れは、取り返しのつかない歴史上の汚点かと。★★★★★2023/09/02

ゆうろう

3
P39 「日本の民主主義の1番悪いところは、情報公開をきちっと行わないこと」との西山氏の意見、全くその通りだと思う。主権者たる国民の知る権利をもっと重要視すべき。個人情報保護法や特定機密法で萎縮するメディアは、国民主権の見地から何を報道すべきかを肝に銘じてほしい。「西山の挑戦はきちっと評価されていない」からこそ、ご本人と纏めた佐高氏はいい仕事をしているな。しかし、西山氏の名誉回復はエース記者として所属していた毎日新聞がもっと率先し激しくやるべきだと思うが今一つ。選挙たけなわだが、情報公開も争点とすべし❗️2023/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20437958
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。