集英社新書<br> おどろきのウクライナ

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集英社新書
おどろきのウクライナ

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  • サイズ 新書判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212419
  • NDC分類 319.380
  • Cコード C0230

出版社内容情報

権威主義国家VS自由・民主主義陣営
プーチンは地獄の扉を開いた!

世界史的地殻変動を文明と宗教で読み解く
ポスト・ウクライナ戦争の世界

ー人々はなぜ、おどろいたのか?ー

それは自明だと考えていた前提が、あっさり崩れ去ったから。
自由と人権と民主主義と、資本主義と法の支配と、言論の自由と選挙とナショナリズムと。
(橋爪大三郎氏「はじめに」より)

◆内容紹介◆
2022年2月、誰もがおどろいたロシアのウクライナ侵攻。プーチンはついに地獄の扉を開けた。
アメリカ覇権の終焉後に始まる、ロシア、中国など権威主義国家と自由・民主主義陣営の戦いとは? 私たちは新しい世界にどう向き合うべきなのか?
この世界史的な地殻変動の本質を見抜くには、安全保障や経済政策の観点と同時に文明論、宗教学、歴史、社会学的な視座が不可欠だ。
日本を代表する社会学者が混迷の世界の深層に迫る、白熱の討論。

◆主なトピック◆
◎アメリカの戦略転換
◎急転のアフガニスタン情勢
◎「中国の特色ある」資本主義
◎資本主義にはふたつある
◎自信を失う西側世界
◎自由は普遍的価値なのか
◎どんな価値のために戦うか
◎ウクライナという国
◎ギリシャ正教は政教一致
◎ロシアとはなにか
◎プーチンの主権国家
◎西欧コンプレックス
◎合理性を超えた決定
◎ウクライナのナショナリズム
◎この戦争を歴史のプラスにできるか
◎ロシア非難決議を棄権する国々
◎ロシアと中国の違い
◎自由と平等はなぜ説得力がないか
◎ポスト・ウクライナ戦争の新世界

◆著者略歴◆
橋爪大三郎(はしづめ だいさぶろう)
1948年生。社会学者。
大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。
『中国共産党帝国とウイグル』『一神教と戦争』(中田考との共著、集英社新書)、『おどろきの中国』(大澤真幸、宮台真司との共著、講談社現代新書)等、著作多数。

大澤真幸(おおさわ まさち)
1958年生。社会学者。
千葉大学文学部助教授、京都大学人間・環境学研究科教授等を歴任。
『ナショナリズムの由来』(講談社)、『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎と共著、講談社現代新書)他、著作多数。

内容説明

二〇二二年二月、誰もがおどろいたロシアのウクライナ侵攻。プーチンはついに地獄の扉を開けた。アメリカ覇権の終焉後に始まる、ロシア、中国など権威主義国家と自由・民主主義陣営の戦いとは?私たちは新しい世界にどう向き合うべきなのか?この世界史的な地殻変動の本質を見抜くには、安全保障や経済政策の観点と同時に文明論、宗教学、歴史、社会学的な視座が不可欠だ。日本を代表する社会学者が混迷の世界の深層に迫る、白熱の討論。

目次

第1章 アフガニスタンとアメリカの凋落(急転のアフガニスタン情勢;なぜ共和国政府は崩壊したのか ほか)
第2章 ウイグルと中国の特色ある資本主義(文明的な文脈;文明/伝統の順接と逆接 ほか)
第3章 おどろきのウクライナ(ウクライナという国;ギリシャ正教は政教一致 ほか)
第4章 もっとおどろきのウクライナ(戦争から見えてきたこと;ウクライナのナショナリズム ほか)
第5章 ポスト・ウクライナ戦争の世界(アフリカやラテンアメリカの国々はなぜ棄権したのか;ワグナーの暗躍 ほか)

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年生。社会学者。大学院大学至善館教授

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生。社会学者。千葉大学文学部助教授、京都大学人間・環境学研究科教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

49
アフガニスタン、ウイグルと中国、ウクライナをテーマに、2021年秋から侵攻開始後22年5月までの対談。2人の共著は数冊読み、西洋の歴史と思想、宗教についての知識と認識が確実で安心して読めると思っている。この本は話題が時事問題のためかなり未整理だが熱気はある。ロシアや中国を前にモダニズムの立場を主張する橋爪さんは、リベラル資本主義に与しきれない大澤さんに「西側を味方する以外にないんです。相対主義を気取っている場合じゃあない」と言う。面白い。私たちも立場を明確に意識することが求められていると思う。2023/03/06

Sam

49
お馴染みの碩学お2人の対談集。本書もなかなか勉強になる一冊だった。ロシアがウクライナに軍事行動を起こした背景にはロシアの一方的な欧州への憧れがあるという指摘はなるほどと思わされる。また、戦争においては理念的な理由が表明されつつリアルな利害が本当の理由であるというのが通常なのだが今回のウクライナ侵攻においてはそれが逆であるという指摘も興味深い。それにしても本書の真のテーマはウクライナではなくロシアでありアメリカでありさらには中国である。それと表題に「おどろきの」とか「ふしぎな」とか安易に付けないで欲しいな。2022/12/10

ころこ

42
第1章がイスラム、第2章が中国、第3、4章がウクライナ問題だ。共通したテーマは民主主義と資本主義。第1章、イスラム圏で資本主義が上手くいかない理由は、法人が成り立たないことにある。ISは宗教的な運動にみえるが、西側への拒否が信仰心に転嫁された世俗的な運動である。など逆説的ではあるが、鋭い指摘に溢れている。対談であるということは、口語体で読み易いということ以上に、弁証法になっているということが重要だ。ある発言があり、相手から別の発言がある。別の発言があった元の発言者は相手の発言よりも更に良いことを言おうとす2022/11/20

あちゃくん

37
ウクライナの話というか、現在のウクライナ戦争をきっかけに世界情勢がどう変わるかという話でした。2022/12/04

ta_chanko

27
西欧カトリック世界においては古くから政教分離が実現。そのため人々の信仰(精神)も政治権力に従属しない。これに対し東欧正教世界では政教一致のため教会が皇帝権力に従属。したがって人々の信仰(精神)も政治権力に従属せざるを得ない。今回のウクライナ戦争は、大義名分の裏で実利を得るような従来の戦争とは違い、ロシアの存在意義や存亡を賭けた戦い。ロシアは西欧への憧れを持ちながら、その一部(底辺)になることは大国としてのプライドが許さない。自国の一部と思っていたウクライナが西欧側につくことも許さない。2023/01/17

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