集英社新書<br> 自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実

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集英社新書
自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実

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  • サイズ 新書判/ページ数 317p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212129
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

自衛隊がこれまで活動してきたフィールドは、実は「戦場」だった!?
望月衣塑子氏・伊勢崎賢治氏推薦!

自衛隊の海外派遣について定めた国際平和協力法(PKO法)が1992年に制定・施行されてから、2022年でちょうど30年が経つ。
この間、日本は40を超える海外任務に合計6万人以上の自衛隊員たちを派遣してきた。
しかしその活動の実態や危険さに関しては、十分な情報が公開されてきたとは言いがたい。
むしろ、政府は意図的な嘘や隠蔽を繰り返してきたのである。

本書は徹底した調査により今までの自衛隊海外派遣の「リアル」を総検証し、これまでの問題点を整理する。
そして今後の海外派遣のあり方をも提案した、渾身の一冊である。
内部文書や自衛官たちの証言から浮かび上がってきたのは、自衛隊は何度も銃弾が飛び交う「戦場」へと送り込まれ、死を覚悟してきたという衝撃の事実だった。
この国が隠してきた“不都合な真実”を暴き出した、驚きの告発!


《推薦》
国家にとって不都合な情報は隠され、国民には知らされない。
ウクライナの戦場で初めて真実を知った若いロシア兵の「悲劇」は、決して対岸の火事ではない。
――望月衣塑子氏(新聞記者)

憲法9条を、命を賭けて守ってきたのは、”戦場”に送られた自衛官である。
――伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)


《目次》
序 章 なぜ海外派遣の検証を始めたのか
第1章 南スーダンPKO
 インタビュー1 第10次南スーダン派遣施設隊隊長・中力修氏に聞く
第2章 イラク派遣
第3章 カンボジアPKO
 インタビュー2 第1次カンボジア派遣施設大隊長、渡邊隆氏に聞く
第4章 東ティモールPKO/ルワンダ難民救援/ゴラン高原PKO
 インタビュー3 第34次ゴラン高原派遣輸送隊隊長・萱沼文洋氏に聞く
第5章 今後の海外派遣のあり方を考える
 インタビュー4 国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(2019年度第2回)教官団長・藤堂康次氏に聞く


【著者略歴】
布施祐仁(ふせ ゆうじん)
1976年東京都生まれ。ジャーナリスト。
2012年、『ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店)で平和・協同ジャーナリスト基金賞、および日本ジャーナリスト会議によるJCJ賞を受賞。
2018年、三浦英之氏との共著『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(集英社)により石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。
その他の著書に『経済的徴兵制』(集英社新書)など多数。

内容説明

自衛隊の海外派遣について定めた国際平和協力法(PKO法)が一九九二年に制定・施行されてから、二〇二二年でちょうど三〇年が経つ。しかし、その活動の実態やリスクに関しては、政府によって十分な情報が公開されてきたとは言いがたいのが実情である。本書は徹底した調査により、これまでの自衛隊海外派遣の「リアル」を総検証して問題点を整理したうえで、今後の派遣のあり方をも提案する。数々の内部資料や証言から明らかになったのは、自衛隊は何度も「戦場」に送り込まれてきたという驚くべき事実だった。この国が隠し続ける“不都合な真実”を暴いた、衝撃の一冊。

目次

序章 なぜ海外派遣の検証を始めたのか
第1章 南スーダンPKO
第2章 イラク派遣
第3章 カンボジアPKO
第4章 東ティモールPKO/ルワンダ難民救援/ゴラン高原PKO
第5章 今後の海外派遣のあり方を考える

著者等紹介

布施祐仁[フセユウジン]
1976年東京都生まれ。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

25
膨大な資料から、自衛隊海外派遣の実態を検証した労作。面白い。自衛隊に対する言いようのない、なんかちょっとタブーな感じを打ち砕く。PKOに参加する以上、戦闘に巻き込まれるリスクがある、という現実にふたをして、リスクを過小評価し、隊員たちの命懸けの思いを踏みにじる国家の姿に腹立たしさをおぼえる。しかし、そんな情報も開示されないので議論のしようがない。この本の価値はそこを可視化したことにある。いい意味で作者の思想が色濃くないので読みやすい。2022/05/06

takao

3
ふむ2024/06/13

Melody_Nelson

3
南スーダンPKO以外の海外派遣を知りたかったのだが、やはり色々と問題があったようだ。日本国憲法の下では、現状のPKO参加は無理なのではないか。よって実情を知られると問題になるため、日報を隠さざるを得ないことになる。何より、現地へ赴く自衛隊員が有事の際にどうすべきなのか曖昧で、これはひどい。個人的には著者の指摘通り、スイスのように国際貢献は軍事監視要員にすべきと思うが、いずれにせよ、自衛隊のあり方(国防、海外派兵も含め)国民レベルで考えるべきだと思う。なんでも先送り、場当たり的にするのはもう止めないと…。2023/02/03

さなぎ

3
自衛隊海外派遣についてまとめられたものを初めて読んた。ずっと気になっていた分野なのでまとめられた著者に感謝したい。自衛隊は様々な制約の中、活動されていて頭が下がる。しかし、国は、真実を語らず、戦地すら定義できず、判断が現場任せ。この国は「軍隊」を持つことは非常に危険だと思った。いろいろな意見はあると思うが、憲法9条下の自衛隊という制約こそ、この国に必要なものであると考えた。広く国民的な議論をするために必要なのは、政府の説明責任の理解、文書管理、情報開示と思う。2022/10/31

風鈴

3
紙一重で、自衛隊に犠牲が出なかったのがわかります。平和維持は綺麗事ではないので、どうすれば良いのか…ウクライナで戦争が進行中の今は、暗澹たる気持ちです。2022/04/18

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